コラム2人間力の人・秋元真夏と、人間になった齋藤飛鳥~「BUBKA 2016年11月号」を読んで~齋藤飛鳥はよく「THEアイドルを目指していない」と語っている。同じ言葉を使えば、秋元真夏は「THEアイドルそのもの」という風にしか見ていなかった。しかし、「BUBKA 2016年11月号」のインタビューを読んで、こう思うようになった。齋藤飛鳥と秋元真夏は、発露の仕方が違うだけで、同じ根っこを持っているのではないか、と。
コラム0やさしさを疑い、やさしくなりたくない齋藤飛鳥~「別冊カドカワ 総力特集 乃木坂46 vol.3」を読んで~KADOKAWAから2ヶ月おきに刊行されている「別冊カドカワ 総力特集 乃木坂46」シリーズの感想では毎回、齋藤飛鳥の連載エッセイ『齋藤飛鳥、書く。』についてあれこれ書いているが、第3回となる今回は、本誌と同じテーマで文章を書くことにする。
コラム0「本来の自分」と「アイドルとして見せる自分」~「BRODY 2016年10月号」を読んで〈後編〉~乃木坂46関連の記事が充実していた「BRODY」創刊号。インタビューを読みながら、僕は「彼女たちの自己認識」について強く関心を抱いた。中でも橋本奈々未は、他者への洞察力も実に高い。周りの人と合わない、と語るあるメンバーに対して彼女は、『自分があるからそうなるんだろう』と分析する。今回の対談相手、松村沙友理である。
コラム0橋本奈々未が捉える「自己の境界」~「BRODY 2016年10月号」を読んで〈前編〉~乃木坂46関連のインタビューが非常に充実していた「BRODY」新創刊号の中で、圧倒的な存在感を放っていたのが橋本奈々未だ。彼女の記事はどれを読んでも、問われたことに対する理解度、自分自身に対する客観視、価値観を言葉にする言語力など、アイドルだから、ということではなく、一人の人間としてそれらの能力に優れていると感じさせる...
コラム4「THEアイドル」を目指さない齋藤飛鳥の真骨頂~「齋藤飛鳥の1人でヒット祈願inミャンマー」を見て~先日「乃木坂工事中」で、乃木坂46の15thシングルキャンペーンである、『新センター・齋藤飛鳥のミャンマー1人旅』を見た。以前、齋藤飛鳥の料理に強烈なナレーションを入れたディレクターが担当だとかで、齋藤飛鳥の自由奔放な感じとか、他人とは感じ方の違う部分なんかがうまくフィーチャーされていて、齋藤飛鳥のファンとしてはとても...
コラム15西野七瀬は表情で語る――乃木坂46のMV集に見るその魅力乃木坂46の中で、西野七瀬は確かに元から気になる存在ではあった。映画「悲しみの忘れ方」を観た時から、西野七瀬というメンバーは存在感に溢れていた。どこか静かで儚げで、前に出たいという意欲を見せず、何故この子がアイドルなのだろう?という違和感を与えながら、同時に、見るものを強く惹きつける不思議な存在感だった。
コラム7「乃木坂らしさ」に潜む罠~「別冊カドカワ 総力特集 乃木坂46 vol.2」後編~乃木坂46を一冊丸ごと使って特集したKADOKAWAの乃木坂シリーズ第2弾「別冊カドカワ 総力特集 乃木坂46 vol.2」。前編では、齋藤飛鳥のインタビューとエッセイについて触れた。後編では、主に他の部分から、乃木坂46全体に関係する部分を抜き出しつつ、乃木坂46の現状と未来について書いてみたいと思う。
コラム0齋藤飛鳥の葛藤、その名は「自覚」~「別冊カドカワ 総力特集 乃木坂46 vol.2」前編~15thシングル「裸足でSummer」で初めてセンターに立つ齋藤飛鳥。彼女は常に葛藤している印象があるが、「別冊カドカワ 総力特集 乃木坂46 Vol.2」のインタビューではそれがよりくっきりとしているように思う。女性誌のモデルから始まり、グループ内外で確実に環境が変化しており、それに伴って彼女の葛藤も、より輪郭がはっ...
コラム5乃木坂46のクリエイションに潜む“狂気”~「MdN―乃木坂46 歌と魂を視覚化する物語」を読んで~乃木坂46を好きになってまだ1年弱。歌や踊りなどの部分よりも、彼女たちの言葉や価値観に関心を持ってきた僕は、乃木坂46関連の制作物全般については疎い。しかしどうも、乃木坂46というのは、クリエイティブという観点から見た時、驚くべき異端さを有しているようだ。
コラム2「ただしイケメンに限る」ではないことを祈る(笑)~乃木坂工事中「『乃木恋』リリース記念企画」を見て~「乃木恋」という恋愛ゲームアプリがリリースされた記念で、乃木坂46が理想の彼氏に求める条件ベスト5を発表する、という企画が「乃木坂工事中」で行われた。まず思ったのは、ホントに人間の好みは多種多様で面白いな、ということ。見た目や考え方や趣味趣向など、そんなところを見るんだ、と思わせるような条件がいっぱいあって面白かった。
コラム0「EX大衆2016年5月号 齋藤飛鳥ロングインタビュー」を読んで『最初の頃は「THEアイドル」になろうとしてたんですけど、王道じゃなくても受け入れてくれる人がいることを知って、その理想像はなくなりました。』ーー齋藤飛鳥が初表紙を飾った「EX大衆」5月号に、表紙連動インタビューとして齋藤飛鳥のロングインタビューが載っていた。このインタビューの中で一番意外だったのが、冒頭の部分だ。
コラム22何故僕は、握手会にもコンサートにも関心がないのかーー乃木坂46の”ファン”になったことで考えた、”ファン”であることへの違和感乃木坂46の”ファン”である、という自分に、どうもしっくり来ないものがある。例えば、握手会やコンサートに行きたい、という気持ちが特にない。グッズが欲しいとか、グラビア写真を見たいとか、そういう感覚もちょっと薄い。僕が“ファン”という言葉からイメージするような感じではない、という感覚が僕にはある。
コラム4齋藤飛鳥の主体性~乃木坂工事中「齋藤飛鳥・独り立ち計画 初めての◯◯」を見て~4月10日放送分の「乃木坂工事中」#51(テレビ東京系/毎週日曜24時)が、齋藤飛鳥をフィーチャーした回だった。少なくとも僕が前身番組の「乃木坂って、どこ?」を見始めてから、齋藤飛鳥が一人で特集されるのは初めてだ。彼女が選抜に定着したのもここ一年の出来事だから、多分それまでもなかったんじゃないか、と思う。
コラム0外部から乃木坂46を支えるモノ-批評とデザイン- ~「別冊カドカワ 総力特集 乃木坂46 vol.1」後編~「別冊カドカワ総力特集 乃木坂46 vol.1」の中で、齋藤飛鳥のエッセイ以外で非常に面白いと思ったのが、「ミッツ・マングローブ×生駒里奈」の対談と、「乃木坂46のクリエイションについて考える」の「タイポグラフィ」の話だ。乃木坂46というものを外から捉えた時に出てくる言葉もまた非常に興味深いものがあるな、と感じた。
コラム0齋藤飛鳥に文章を書き続けて欲しい理由~「別冊カドカワ 総力特集 乃木坂46 vol.1」前編~「別冊カドカワ」から、1冊丸々乃木坂46を特集したムック本が4月に発売された。インタビューや著名人からのコメントやイラスト、メンバー同士の対談や趣味を突き詰めた企画、お気に入りの曲紹介やメンバーが撮った写真など、様々な企画が載っている。まずは、僕がずっと待望していた齋藤飛鳥のエッセイについて触れよう。
コラム0齋藤飛鳥の、内的世界の豊かさ~齋藤飛鳥のことば 公式ブログのタイトルから~小説を読む若者が少なくなっているだろうこの現代において、17歳で安部公房を読んでいるという齋藤飛鳥は、内的世界が豊かだろうと僕は思っている。その内的世界が、齋藤飛鳥の言葉に対するセンスを生み出しているように思う。
コラム0齋藤飛鳥の自然体と「自然体」~『乃木坂46の「の」』伊藤万理華×齋藤飛鳥回を聞いて~齋藤飛鳥が出ている『乃木坂46の「の」』第154回を聞いた。齋藤飛鳥は、どうやら1年以上ぶりの登場だったようだ。ブログにも、マネージャーにも、ラジオに出たいとアピールしてたのに全然呼んでもらえなかったから、これは本格的に嫌われたんだな、って冒頭で言っていた。齋藤飛鳥のこのキャラはやっぱりいいなと感じる。