「芝居というのは切ない、こうして消えてゆく」。千秋楽アンコールでの小倉久寛さんの言葉です。
「さよなら 臼杵七音」。これは千秋楽を終えた後の桜井玲香さんのブログタイトルです。
「例えば自分の大切な人達に”今日会えばもう二度と会えない”って分かっているのに、今から会いに行く感じ」(公式ブログ「見えない応援団」より)。これは自身の千秋楽に向かう衛藤美彩さんの言葉です。
SET公式サイトより舞台ポスター
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)創立35周年記念・第52回本公演「Mr.カミナリ」を観てきました。この記事を書くにあたり、決めたコンセプトは『記憶の栞。思い出せるように』です。あの日の舞台の雰囲気を、あの日の臼杵七音(うすき・どれみ)ちゃんの姿を、そして歌声を、僕達の心の中で思い出せるように。この記事が『記憶の栞』となれたら本望です。
確かに、あの素敵な舞台はもうありません。でも、心の中にあの舞台は残っています。
なんといっても一番印象に残ったのはハーモニーでした。
歌の力って凄いです。曲を聴くと、あの舞台が鮮明によみがえります。歌の力を借りて、あの素敵な舞台を思い出してみませんか?
「Stand by me」
七音ちゃんの登場シーン、アカペラで口ずさんでいた曲です。
登場シーンからいきなりアカペラっていう、レベルの高さに圧倒されました。
「So,darling darling~」
「REST」
革命の象徴『REST』というグループが歌う曲です。正式なタイトルはわかりません。あの曲はオリジナルでしょうか? 聴いたことはないけど懐かしい感じのする曲でした。光GENJIというグループが昔いましたが、雰囲気はそれに近いような感じでした。
「~過労死寸前」
「All I Have To Do Is Dream」
神田さん(三宅裕司さん)と浅草さん(小倉久寛さん)が七音ちゃんにハーモニーを聞かせるための、ギター弾き語り。七音ちゃんに聞こえればいいと、ささやくように歌います。正直な話、お二人がこんなに歌が上手なんて、初めて知りました。
「Dream, dream, dream, dream~」
「So much in love」
個人的に、この歌が一番しびれたなー。七音ちゃんが最後のほうだけ参加している曲です。深川さん(役名)のアカペラで始まって、コーラスが加わり、素晴らしいハーモニーとなりました。
秘密の部屋の階段の上に立つ深川さんのあの姿が目に焼き付いています。あのシーンとあの歌声が、舞台「Mr.カミナリ」における、僕のNo.1です。
「As we stroll along together~」
「Calender girl」
Mr.カミナリ達に受け入れられて合唱を楽しむ、七音ちゃんがメインボーカルの曲です。七音ちゃんはピンクの洋服に着替えて、『七音ちゃん輝き度』は最初のピークを迎えます。
「January, February, March~(浅草)」
「ベースだけで聴くと、つまらない曲ですね(七音)」
「島人ぬ宝」(BEGIN)
『南のヤンバルクイナ』テーマソングです。この曲はYouTubeにオフィシャルの映像が有ったので載せておきます。
「僕が生まれた この島の空を 僕はどれくらい知ってるんだろう」
https://www.youtube.com/watch?v=hiK0oehes2c
ここからは浅草さんのまさに一人舞台、『いつの間にか曲が入れ変わっている』です。
「『My way』(フランク・シナトラ)からの、『あなた』(小坂明子)」
この記事を書くにあたって、これらの曲を聴き比べてみたんですが、まあ、驚くくらい似ています(笑)。こういう細かいネタにもクオリティーの高さがうかがえます。
「And now,the end is near~、家を建てたなら~」
「『Dock of the bay』(オーティス・レディング)からの、『また逢う日まで』(尾崎紀世彦)」
この曲も聴き比べると、二つの曲の移行部の自然さに驚きます。そして、どうしても笑っちゃいます。
「Sittn’ in the mornin’ sun~ 逢える時まで~」
『逢える』の部分の『Dock of the bay』の方の歌詞は『I’ll be』で、上手く重なってるんですね。芸が細かい!
「『Diana』(ポール・アンカ)からの、『自動車ショー歌』(小林旭)」
「Diana」は全く歌われず、前奏だけなんですが、やっぱり聞き比べると、移行部の部分はしっかり似ています。そして、この曲では「見えない応援団」の後押しがあって、勢い付いた浅草さんが「自動車ショー歌」を2番まで歌う羽目に。でも、残念! 2番までは歌詞を知りませんでした。
「あの子をペットにしたくって ニッサンするのはパッカード」
「骨のずいまでシボレーで あとでひじてつクラウンさ」
「『勝手にシンドバッド』(サザンオールスターズ)からの、『学生時代』(ペギー葉山)」
この曲は聴き比べた時、前の3曲ほどは一致しませんでした。そういえば、舞台でも前奏と歌い出しでは微妙に音程が変わった様に感じました。
「ラ・ラ・ラ・ラララ・ラー・ラー・ラー」
浅草さんのコーナーはここで終わり。続いての曲は原曲があるのか、オリジナルなのか、わかりません。
「ワイフのテーマ曲」
『ワイフ』の見せ場です。
「女心は はるか遠く 捨てました~ (ズンズンズンズンズンズンズンズン) うちらはワイフ!」。
途中「きよしのズンドコ節」(氷川きよし)が混ざります。
「ズン、ズンズン、ズンドコ、きよし!」
この曲は色々な伏線に使われたのですが、さすがコメディーという使われ方でした。
「ふるさと」
深川さんの死に際?(笑)で歌われました。ただ、歌詞の意味としては、意味深いものがあります。
「こころざしを果たして いつの日にか帰らん」(3番)
故郷に帰ることを許されない、故郷を捨てた人造人間であるMr.カミナリが歌うところに、悲哀があります。
「とんこつラーメンの歌」
劇中何度となく歌われた、ストーリーの鍵となる曲。折角の七音ちゃんのアカペラソロですが、沢山の名曲に囲まれて、この歌だけ素人感満点な曲調でした。でも、それもまた伏線だったのでした。
おまえが生まれて、父ちゃんうれしか
べろべろに酔うとっと とんこつラーメン
替え玉入れちゃあ、とんこつラーメン
いつか、おまえとラーメン作り
一緒に食べちゃろう、とんこつラーメン
おまえが生まれて、父ちゃんうれしか
舞台本編が終了して、「16人のプリンシパル」で言うところの3幕ミニライブの様な部分です。
「Vacation」
舞台の設定は昭和の歌の祭典的イメージでした。
「V・A・C・A・T・I・O・N in the summer song!」
「ボーイ・ハント(Where the boys are)」
『七音ちゃん輝き度』MAXな場面です。薄いピンクのドレスで、舞台に登場し、階段を下りてくるその姿は神々しい程にキラキラしていました。スーパー・エキセントリック・シアターという伝統ある劇団のヒロインに招かれて、その期待に十分に応えた瞬間だと感じました。
「私の大好きな 優しい面影 夢見る瞳よ~」
「Angel」
舞台「Mr.カミナリ」の最後を締める曲です。悪役だった西園寺さん(野添義弘さん)がきらびやかな衣装で登場。客席からの笑いも起こり、和やかな雰囲気に。ボイスパーカッションやブレイクダンスも飛び出し、そして、客席からの手拍子もあり、最高潮の盛り上がりとなります。西園寺さんが「Angel」の歌詞の所で、七音ちゃんを指さして歌ってくれました。
「Angel, with those angel eyes~」
「Over the rainbow」(SETアレンジ)
舞台が幕を下ろすと流れる音楽です。アップテンポにアレンジされた「Over the rainbow」にのせてアンコールの手拍子です。
乃木坂46のライブで「のーぎざか、フォーティーシックス」と決まりがあるように、SETにはSETの決まりがやっぱりあって、会場にいるSETファンの方々の一体感が、それを教えてくれました。
オールディーズとは「OLDIES BUT GOODIES」=「古いけど良い音楽」が略されたものです。古いけど良い音楽故に、沢山のカバーがあります。「Mr.カミナリ」で歌われたものに近いバージョンを探すのも楽しいです。今回いろいろ聴いてみたのですが、山下達郎さんがカバーしたものはかなり雰囲気が似てると思いました。僕が見つけたのは「All I Have To Do Is Dream」、「So much in love」、「Angel」などです。因みに、「ボーイ・ハント」は「Where the boys are」を竹内まりやさんが日本語に訳して歌ったもののようです。お時間があれば、探してみて下さい。
画像も記憶の栞になります。公式ブログ「さよならは言わない☆」より。©乃木坂46LLC
台詞からも、あの素敵な舞台が思い出せます。
最初の方から列挙していきます。観劇中にメモしたものなので、多少の間違いは御了承ください。また、アドリブのある舞台ですので、公演が違えば皆さんの記憶と少し違う部分もあるかもしれません。
「大丈夫。そのボールは戻ってくる」:超文科省大臣の記憶の中の風景。
「叶うという文字は口偏にプラス」=ポジティブ・セイ?
「『和』より充実した『個』の形成を」:間違った教え。
「そっち行くからとりあえず」:浅草さん窓枠飛び越えられず(笑)
「1個、1体、1dollar」:Mr.カミナリの数え方。
「隠れていても、いずれは尻尾を出す」:ヅラの西園寺さんの言葉。
「それでは、はけます。いえ、行きます」:西園寺さんの部下の言葉。
「あの子のためなら死ねる」:恋の弓矢が刺さった月島さんの言葉。
「いしやーきいもー、いも」:葛飾・柴又さんのハモリ。
「それはそれは素晴らしい時間でした」:七音ちゃん『So much in love』後の台詞。
「ベースだけ聴くと、つまらない曲ですね」:七音ちゃんの小悪魔的台詞。
「(手拍子をしてくれる)見えない応援団」:『自動車ショー歌』を歌う浅草さんが調子にのる。
「なんか知らないけど、お辞儀しておこう」:見えない応援団に浅草さんお礼。
「記憶の栞」:この記事のコンセプト。
「夜中に自分の屁で目が覚めた。音で?匂いで?」:ワイフの見せ場にて。
「もう、七音のバカバカ!」:逃亡中のMCで、七音のブリっ子キャラ。
「東京きん太ぽん太」:つまらない漫才師。
「ドンいわくま」:プロの拷問師。透明の鞭。
「駒込2丁目1113‐9井上荘のツトム」:西園寺の幼少時。
「ハーモニーで重ねるのは声じゃなく心」:後述します。
「明太バンド」:ビジュアル系、メンバーに真っ赤な衣装のジャスティス。
「戻ってきてくれー(神田)」、「どうした?(ジャスティス)」:最大の笑いどころ。
「人造人間の君達の方がずっと人間らしい」:それはハーモニーを知っているから。
「お前が憎くて叩いたのではない。道を外しているお前を叱ったんだ」
「ネットで検索しても、この痛みは出てこない」:真摯に受け止めてほしい。
「さあ、みんな。音楽の授業が始まるよ。教室に帰ろう」:七音ちゃん最後の台詞。
「そして、私たちは今日も歌うのです、声と心を重ねて」:七音ちゃんのナレーション。まるで、プリンシパルdeuxのラストの言葉。
素敵な台詞がちりばめられていました。「音楽が記憶の栞」とか、「ハーモニーは心を重ねる」は僕達乃木坂ファンの心にも響きます。「ライブで重ねるのは声と心」、実現したら、良いライブになります。
画像による記憶の栞2。公式ブログ「さよなら 臼杵七音」より。©乃木坂46LLC
ここひと月で3つの舞台を観ました。「虹のプレリュード」、「生きてるものはいないのか」、そして、「Mr.カミナリ」です。
『乃木坂ファン』として、3つの舞台を総括します。
この3つの舞台を『デート』というテーマで”例え”を考えてみました。
生田絵梨花さんの舞台「虹のプレリュード」をデートに例えるなら、『クラシックコンサート』。ちょっとお堅い、敷居の高い感じがしますが、クラシックって意外と日常の中に取り込まれて、使われたりしています。テレビCMだったり、ゲーム音楽だったり。
なので、ちょっと敷居が高かったけど、行ってみたら意外に知ってる曲があって楽しめた、そんなイメージです。
若月佑美さんの舞台「生きてるものはいないのか」をデートに例えるなら、『美術館』。敷居の高さは『クラシックコンサート』以上のものがあり、しかも、実際に行ってみると、やっぱりわからない。ただ、一緒に行った人にしっかりとした知識があって、作品のバックグラウンドまでしっかりと解説してもらえれば、その作品が違って見えてきて面白いかもしれません。知らなければつまらない、でも、知れば知る程、深みにはまっていく。そんなイメージです。
そして、今回の舞台、衛藤美彩さんと桜井玲香さんのWキャスト「Mr.カミナリ」をデートに例えるなら、『遊園地』。単純に楽しめます。予習もいらないし、解説も不要です。ザ・エンターテイメント! そして、乃木坂ファンとして思うことは、「Mr.カミナリ」が一番「16人のプリンシパル」に近い印象です。
「Mr.カミナリ」では、歌あり、踊りあり、演技あり、笑いあり、涙あり、アドリブあり、時にグダグダにもなり、そして、キャストが変われば印象も大きく変わる、まさに、プリンシパルの醍醐味と重なります。もっと言えば、プリンシパルが目指すべきところ、プリンシパルの究極の最終形と感じました。
僕は3つの舞台をこんな風にイメージしました。舞台を観た皆さんは、どんな風に感じられましたか?
乃木坂の舞台といえば、「16人のプリンシパル」です。今やプリンシパル=乃木坂と言えるほどの一大イベントになりました。他のグループではやっていない乃木坂オリジナルのイベントです。
僕はそのプリンシパルが大好きなのですが、今回3つの舞台を観て、今後のプリンシパルが心配になりました。これだけレベルの高い舞台を観てしまうと、プリンシパルの2幕、3幕が幼稚に見えやしないかという心配です。
ネックなのは1幕のオーディションです。一つの役に徹底的に打ち込めば、舞台のレベルを上げることが出来ると思います。でも、オーディションの無い舞台では、それこそ独自性が無くなります。それはプリンシパルじゃない。
観客が審査員となるオーディション方式を残しつつ、一連の舞台を観た乃木坂ファンを納得させられるだけの2幕、3幕を用意できるか? 来年のプリンシパルは正念場です。
この記事のコンセプトは『思い出せるように』ということで、観劇した人のためだけの記事になってしまったことは御了解願います。
僕達が覚えている限り、七音ちゃん、Mr.カミナリ、ワイフ、超文科省の方々、子供たち、キューピット、REST等々、SETの皆さんの芝居は消えはしません。この記事が『記憶の栞』となって、皆さんのお役に立てることを願っています。
キャップは10日(5列目中央)と千秋楽(2階)、みさみさは千秋楽(10列目ど真ん中)。良席はラジオのおかげです。たしか当日朝、ジャーナルで知ったのかな。ラーメンの歌、みさみさで泣きました。変な歌なのにwキャップは英語の発音がよかったです。二人とも声がいいんですね。パンフか何かにありましたが、劇団員ではでない(正直な書き方でしたw)華やかさがこれでもか、とばかりに放射されてましたね。キャップが初めでたときに、息を呑みました。ホントに美人さんでした。才能が溢れるメンがいる乃木坂の未来に期待を新たにしました
この3つの舞台僕も観ましたけど、何度も足を運びたいのは他でも無いやっぱりプリンシパルですよ。
乃木ヲタですからね。(勿論舞台のクオリティーは全然違いますが)
本格的な役者さんを揃えた舞台とプリンシパルは全くの別物。
Mr.カミナリの域にまで達するなんて不可能なんですから、比べて憂う事なんてナンセンスと思いますね。
逆に今回の本格的な舞台でまたと無い良い経験をしたメンバーが、プリンシパルでどういった差を見せつけてくれるのかが楽しみです。
みさみさと玲香の公演を1回ずつ観てきました
二人とも乃木坂にいるときとは違う魅力を存分に発揮してました
公演自体ももちろん面白かったのですが、二人のブログを見ると
当の本人達がとても充実していたみたいでそれが嬉しかったですね
先日の横浜の全握後のミニライブに玲香は公演のあと駆けつけたようですが
その模様が乃木どこで紹介されていて玲香の表情が以前とは全然違って見え
とても良い表情をしていたのが印象的でした
みさみさもアンダー時代が長かったけれど一つ夢が叶って本当に良かったと思います
こうした良い機会が他の多くのメンバーにも訪れるといいなと思いますね
レポート楽しく読ませて頂きました。
プリンシパルを起点に劇団からのオファーが続いていて改めて乃木坂の成長が嬉しく思います。
レポートを読んでいて「Merry X’mas Show」を思い浮かべました。
浅草さんコーナーなんか特に。
ボーイ・ハントは、コニー・フランシスの原曲Were the boys areが世界的ヒットしたときに、日本で伊藤ゆかりが日本語カバーしたものです。
タイトルは、同曲を主題歌にした1961年の映画の邦題がボーイ・ハントだった為、歌もこのタイトルになったのだと推測されます。
竹内まりやはアルバムLongtime Favoritesで、自己の原点となる(子供の頃から聴いていた)曲をまとめたときに、この曲をカバーしました。その、ライナーノートによると、コニー・フランシス自身の唄った日本語バージョンもあるようです。日本でのヒットを受けて後から作った可能性も高いので、伊藤バージョンとどちらが先かよくわかりませんが、どちらにしても、1960年代初期に作られた日本語歌詞です。
私もみさ、玲香1公演ずつ観ました。
レポ素晴らしいですが、何度観に行ったらこれだけ詳細に起こせるのでしょう?
あと何が言いたいかは察してください。
邪推でしたらすみません。
筆者です。
記事をお読みいただきありがとうございます。
ご指摘の件ですが、貴方の言わんとするところは邪推です。
文中にあるように記事の内容は観劇中のメモを基に起こしています。
ですから正確性を保証していません。
記事の内容に関する批判であれば甘んじて受け入れますが、
周囲にあらぬ疑いをかける様なコメントは不本意ですのでお控え下さい。
キャップとみさみさの回、一回ずつ観劇しました。
ふたりとも素晴らしかった。華やかさはもちろんだけど、やはり確かな基礎的実力がありますね。SETファンの方たちにも思いのほか好評だったようで、乃木坂ファンとして誇らしい。
「生きてるものは…」は観ていませんが、三つの舞台の例え、全くその通りと思います。
プリンシパルは、せめてdeuxのシステムに戻して欲しいです。2幕で演じたい役を1幕で演じてみせてジャッジを受けるって、オーディションとして最もシンプルで理に叶った仕組みです。
「『勝手にシンドバッド』(サザンオールスターズ)からの、『学生時代』(ペギー葉山)」 の件ですが、爆風スランプがカバーした「学生時代」であれば、その繋がりが理解できます。
男性の歌唱ということもあり、私の中ではすぐに爆風スランプ版が連想されたので「あー、なるほど」と思いました。
ボーイハントの伊藤ゆかり版は知りませんでした。
あとで音源を捜してみます。
ところで、記者さんは7日夜の観劇だったのですね。
「見えない応援団」で分かります。
本当に素晴らしいれレビューをありがとうございます。特に最後のほうで七音が歌った「ボーイハント」の曲名が知りたかったので、参考になりました。
桜井さんの回を1回しか見ていないのですが、ご指摘のように単純明快に笑って泣いて考えさせられる楽しい劇でした。とにかく、SETの劇団員の方の息の合った演技と、桜井さんの華やかさに魅了されました。
このコラムの趣旨が私は嬉しいです。
みさみさは自分の中にずっと生きていると書いています。
けど、ぼくらにはそんな自信はありません。
竹内まりやさんのボーイハントなんて、
怖くて聴けません。ふたりの歌声がまだ耳に残っているから。
ぼくはこの記憶が失せていくのがこわい、いやだ。
あの幸せな時間が日常の不幸せに埋没していくのがいやだ。
2人のそれぞれの千秋楽を見ました。私は、とんこつラーメンの歌でほろっと来ちゃいました。なんか、本当に「鼻歌のようなもの」なんですが、しみました。
プリンシパルはプリンシパルでおもしろいですが、以前にOkabeさんも指摘されていたように、乃木坂のメンバーが作り込んだ舞台を見たいというのは私も思いました。乃木坂という枠を取り払って、舞台で活躍できるメンバーが選抜常連でなくてもいる乃木坂というグループだからこそ、いろいろな場所でいろいろなメンバーが、いろいろな景色を見て、とことんまでに作り上げた舞台でどういう化学反応を見せるのか、すごく見たいと思いました。
このレポートを読んで楽しい記憶が呼び起こされました。ありがとうございます。「生きてるものはいないのか」を美術館に例える所はなるほどと思いました。バックグラウンドも知らず、舞台観賞経験がほとんどない自分は最後までなにがなんだか分からない舞台でしたが、なぜ分からなかったのかが分かった気がしました。すばらしいレポートありがとうございました。
あの日の輝いた情景が浮かんできました。
まさに記憶の栞ですね。