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ここから乃木どこを見てみよう 第21回「ブログは自己表現の場5」

 5月26日の「乃木坂って、どこ?」は乃木坂メンバーのブログが取り上げられるということで、駆け足で過去のブログ(1月~3月)を振り返ってきました。今回4月編がこの企画最後の記事です。4月のブログでは深川麻衣さんのブログが取り上げられることが、次回予告でわかっています。というわけで、番組で取り上げられる可能性は低いのですが、4月編である最後の記事は、このブログを取り上げてほしい!という願望を書きたいと思います。

4月のブログで一番印象に残っているブログを一つだけ取り上げます。そのブログは4月25日衛藤美彩さんの「ありがとうございます! misa♡」です。このブログから、心に残っている一文を引用させていただきます。

「前回のブログにも書きましたが、6thも私はアンダーです。そして自分が選抜に入れなかった事と同じくらい、新選抜が一人も居なかった事、すごくショックな事でした。」

 推しメンがどうとか、センターがどうとかをちょっと脇に置かせてもらって、6thシングルで選抜未経験のメンバーから新選抜メンバーがいなかったのは、非常に残念に思っていました。僕にとって「乃木どこ?」に出ていないメンバー(過去を含めて)は、ブログと「乃木坂って、ここ!」くらいでしか知ることが出来ません。その情報だけでは、やはり彼女達の魅力はわかりません。正直な話「選抜未経験者」は僕にとって、謎のベールに包まれたメンバーなのです。

 
 以前の僕はそういうメンバーも必要だと思っていました。選抜制度を特徴とするアイドルグループです。格差が無ければリアリティーが生まれません。リアリティーの無い選抜は茶番でしかありませんから。また、楽観的な見方をするのであれば、ファンにとって、まだ未知数のメンバーがいるということになるわけです。その状況はポテンシャルという言葉で表すことが出来るわけです。
 その考えを持っていたのは2期生募集の前までです。33人のメンバーで16枠を争う、その状況なら希望を持てたように思えます。でも、この衛藤さんの4月25日のブログが書かれた時点では、2期生が入ることは決まっていて(しかも13人)、目標としていた選抜入りも、不透明な状況、アピールの場も限られている。
 希望の無い状態での努力ほど危険なものはないと思います。根本的な思考の変化が起きかねません。「この努力は報われるのだろうか?」という迷いではなく、「この努力は意味が無い」という決断に結び付きかねないということです。

 衛藤さんのブログはこういった選抜というシステムの闇の部分を提示した、勇気あるものだと思います。「乃木どこ?」というエンターテイメントで、衛藤さんの重いブログは、きっと取り上げられないでしょうが、番組内で「選抜発表」という、サプライズを伴う演出をしている以上、光と影の、光の部分だけではなく、影の部分も取り上げてほしいと思うのです。

ただ、幸いなことに、現時点で危機的な状態にあるとは思いません。それは先日開催された「16人のプリンシパルdeux」があったからです。中元日芽香さんのブログ「ひめたん(*> ω<*)そ の289」から引用します。

「さて、今日5月3日は北嶋文目役として2幕に出演させていただきました(‘;_;`) 投票してくださったみなさん、応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。純粋にびっくりしました。何てゆーのかな、この公演なら、アンダーでもちゃんとステージにあげてもらえるチャンスがあるんだなーと思うと、胸がいっぱいになりました(〃ω〃) そして、明日からの励みにもなりました」。

 ファンの間にあるアンダーメンバーに対する想いは同じだと思います。「16人のプリンシパルdeux」の舞台でその想いは具体化しました。ファンの想いは届く。僕達にとっても意味のあるイベントでした。乃木坂ファンの目線って暖かい、僕はそう感じています。

 さて、重い話をしてしまいましたが、今日の「乃木どこ?」、どのブログが採用されているんでしょうね? そしてどんな癒しを届けてくれるんでしょうか? 週に一度の癒しの時間、「乃木坂って、どこ?」はこのあと24時から放送です!

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENT

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  1. 自分もみさみさと同じ気持ちだったわ

  2. アンダーメンバを代表して言った一言、と私は受け取りました。
    6th選抜では、メンバ固定化が進んだとも感じた人も多かったと思います。

    その中で、衛藤さんの発言は勇気ある一言だと思います。

    実力あるアンダーメンバが多い中、衛藤さんや中元さんをはじめとしたメンバが結果を出したことこそ、今回のプリンシパルが盛り上がった大きな要因ではないでしょうか。選抜システムを否定するわけではないですが、アンダーメンバの活躍の機会と、選抜メンバの流動化が、乃木坂の更なる活性化の鍵を握る、そんな気がします。

  3. ひめたんのは明らかに皮肉なんだけどなぁ?
    来週また2期生が乃木どこ出るし
    アンダーの席は用意すらされないのに

  4. この記事を以前にも読んだのですが、畠中清羅が事件を起こしてから読み直してみました。
    確かこの後の記事に乃木どこでブログの話題になった時、ブログの更新数でナンバーワンだった彼女がスタジオに呼ばれもしなかった事でがっかりしていたとありました。

    今回の事件のきっかけになった様な気がしてなりません。
    何かしら自分の得意科目を作って、呼ばれるきっかけにしたいと考えて努力していたとしたら悔しかった事想像にあまりあります。

    それでなくてもアンダーという微妙なポジションにいて燃え切れない葛藤と戦っていてどうしたらアピールして前に出れるか

    それが全く報われる事なく進んで行ってしまった時に大きな穴が開いて虚しくなってしまったのではないのでしょうか?

    見当違いなコメントかも知れません

    彼女には挫けずに頑張って欲しいのです!

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