Nogizaka Journal

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乃木坂散歩道・185回「Documentary of 乃木坂ファン~白から黒の取り除き方」

 皆さんは、「白」から「黒」は取り除けましたか? 僕はこの Nogizaka Journal でライターをやらせていただいている関係で、『推しメンじゃないから』と言って松村沙友理さんのスキャンダルを無視することも出来ず、記事を書く上でどうしても自分の心の整理をする必要が出て来ました。その心の過程をこの記事に記しておきたいと思います。

「燻(くすぶ)っているだけ」

 僕は皆さんからこのサイトに寄せられたコメントのほぼ全てを拝見しています。表に反映されない辛辣なものも含め、全てを見ることが出来ます。
 そのコメントを読んでいて感じることがあります。匿名でのコメントでは未だに松村さんに対する辛辣な意見が数多くあります。あまりに辛辣すぎて、反映させられないコメントもあります。
 一方でツイッター等のSNSでは、松村さんに対する辛辣な意見は少し影を薄めたように感じます。こちらもハンドルネームという匿名性があるとはいえ、特定の個人として認識される以上、松村さんに対する批判がし辛い空気があるのかなと感じています。

 そのため、表向きは松村さんの件は収束しつつあるように見えますが、ただ燻っているだけだというのが、僕の見方です。「白から黒を取り除く」ことが出来ていない方が、まだ数多くいるのではないか? そんな印象を持っています。

 この記事を皆さんの参考にする必要は一切ありません。ただ、一人の乃木坂ファンの心情の動き、揺らぎをなるべく正直に記載しただけです。松村さんの件は、どのような書き方をしても必ず炎上します。それ故に記事として書きづらいのですが、松村さんの件を乃木坂ファンはどうやって消化していくのか? その過程を書くことが、ドキュメンタリー映画が公開されたこのタイミングならば、意味があるのではないだろうか? そんな風に思っています。

「『贖罪(しょくざい)』というベクトルと『更生』というベクトル」

 昨年12月からWOWOWで放送されていたドラマ「天使のナイフ」に、乃木坂46から桜井玲香さん、西野七瀬さん、松村沙友理さんの3人が出演しました。原作は第51回江戸川乱歩賞を受賞した名作です。突然話が変わりましたが、この作品の中で扱われる『少年法』が僕の考え方に影響を与えました。

『少年法』とは、法を犯した未成年者に、成人同様の刑事処分を下すのではなく、原則として家庭裁判所により保護更生のための処置を下すことを目的としたもの。

 このような特例になるのは、未成年者の人格の『可塑性』に着目しているためです。いまだ成長途上にある少年の健全育成を援助することが『社会の責任』であるという考え方です。
 罪を犯した者に罰を与えるというのは当然の考えですが、少年法においては罰を与えるのではなく、『更生』させることが主眼となります。そういった考え方から、実名報道が規制されるなど、特別な処置が講じられます。

 「天使のナイフ」では、この『少年法』がストーリーの軸となります。殺人を犯した加害少年が少年法によって手厚く保護され、被害者家族の権利は蔑ろにされている実態を提示します。『なぜ、罪を犯した側が法に守られるのか?』という疑問と、『被害者遺族なのに、事件の蚊帳の外』という現状から、被害者遺族からこんな言葉が発せられてしまいます。

「国家が加害少年に罰を下さないならば、自分がその少年を殺してやりたい」

 皆さんは『贖罪』や『更生』なんて言葉を、考えたことはありますか? この二つは似ているようで、連携しているようで、実は随分ベクトルが違うものと感じました。

 殺人の被害者遺族が加害者に求めるものは『贖罪』。ちゃんと悪かったと思ってほしい、ちゃんと後悔してほしい、罪を償ってほしいという思いです。ところが、被害者遺族は加害者の『更生』までは望めない。そこにはどうしてもマイナスの感情が生まれるのです。『人の命を奪っておいて』という感情です。殺人を犯した少年が、その罪を犯したことが伏せられ、社会復帰し、立派に更生したとして、これが本来望まれる姿ではありますが、遺族感情は複雑なわけです。むしろ、罰が無いことへの不満も表出するのです。想像でしかありませんが、この感情は理解できるものです。

 一方、『少年法』は加害者に『更生』を求めます。加害少年は立ち直り社会復帰することが求められています。それ故、報道規制があり、犯した罪は隠されます。確かに人間は偏見を持つ生き物です。『更生』を考えるのであれば、罪を犯した過去は消した方が都合がいいのです。

 本来一つの流れの中にあるべき『贖罪』と『更生』ですが、主に被害者遺族側が求める『贖罪』と言うベクトルと、主に加害者側、あるいは少年法が求める『更生』というベクトルは、残念ながら向きが一致しないという事が起こり得るのです。

 さて、このベクトルの違い、これが僕たち乃木坂ファンの中にもあるのではないか? わざわざ半年前のドラマを引っ張り出して言いたいのは、この『ベクトルの違い』なのです。

「処分派と擁護派」

 松村さんには謹慎等、何らかの処分を下すべきではないか? と考えるファンを処分派。処分は不要で、立ち直った松村さんを見たいと思うファンを擁護派と表現したいと思います。適切な言葉ではないと思うのですが、他に良い言葉が思い当らなかったので、この言葉を使います。

 最初に述べたように、このサイトのコメント欄においては、処分派と擁護派の間で、未だにバトルがあります。あまりに言葉が過ぎていると、公開されないので、皆さんの目には実際より穏やかに見えているかもしれません。この二つの関係、先に述べた『贖罪』と『更生』の関係に非常に似ているのです。同じ乃木坂ファンではあるものの、意見、立場の違いにより、同じ方向を向くことが出来ない関係です。残念なことです。

処分派の立場:ファンやメンバーなど周囲の人たちを裏切った行為であるという事実を忘れないでほしい=『贖罪』を求める立場。

擁護派の立場:過失を償い暗い顔をしている松村さんよりも、以前のように笑顔の松村さんを見ていたい=『更生』を求める立場。

「法治国家の中にいて」

 「天使のナイフ」に話は戻ります。

 僕達は法治国家に住んでいます。法によって様々な制約を受ける一方で、法によって様々な利益を享受しています。もっと言うと、法による制約があるからこそ、住みやすい世界を得ています。
 法により様々な権利を得ているからには、法を守る義務が生じます。権利だけ主張して義務を果たさないのはフェアではありません。

 この世界には法律が存在しています。自分が当事者になってしまった時、特定の法律が気に食わないからと言って、法を破ることは許されないと思います。自分が都合が良い所だけ主張し、自分が気に食わない所は破るでは、ただの我儘です。どうしても納得いかないのであれば、法を破るではなく、法を改正するという流れに持って行くべきだと思います。

 つまり、僕は『更生』というやり方は、納得できない部分はあるかもしれないけれども、認めていかなければいけないというのが、社会に求められることだと思います。

「自分の立場」

 僕は、今でも松村さんには何らかの処分が下されるべきだったろうと思っています=処分派です。松村さんが引き起こした出来事を、僕はファンへの裏切りと考えています。
 ただ、上記の通り、『更生』を求める流れを否定するのはおかしいと感じるようになりました。

 僕は握手会で松村さんのレーンをいつも見ています。近くに並んでいるから目に入るだけなんですが、そのレーンを見ていて思うことがあります。何度も何度もループしている人、松村さんを笑わせる様な事をしている人、そのレーンにいるファンは一生懸命でした。
 以前に比べたら、ファンの数は減った印象ですが、ゼロになったわけではありません。今でも松村さんの笑顔を求めるファン、あるいは、笑顔にしようとするファンは存在します。このファンの気持ちを否定するのは、同じ乃木坂ファンとしておかしいのかなと思うようになりました。

 もちろん、何もかもを許す=ファンではないと思います。盲目的であることは、それだけ夢中ということで、羨ましいという思いもある一方で、イエスマンだけになってしまっては、それはファン全体を見たら、デメリットだと思います。ファンにも多様性があった方が健全と考えます。

「白から黒の取り除き方」

 事件発覚当初、松村さんは辞めるものだと思っていました。でも、映画では松村さん自身の言葉で「続けたいって思っちゃった」とあり、また、12thシングルでは、『からあげ姉妹』のユニット曲もあります。松村さんは辞めません。いつまでも松村さんをタブー扱いは出来ないのです。
 であるならば、乃木坂ジャーナルの一ライターとして、どういうスタンスでいるべきか?

 事件のことは忘れられないだろうけど、今後の松村さんの活動で、良い仕事には素直に称賛する。これが、今、僕がたどり着いた境地です(未だ『境地』としか言えない事をお許しください)。

 僕の中の『白から黒の取り除き方』、それは、ファンを見ること。松村さんのファンを見ていくことです。いつの日か、いつも松村レーンをぐるぐるしている、あの白いメガネの彼とお話してみたい。彼の中にある松村さんの姿を見てみたいと思います。

「ベクトルの向き」

 「天使のナイフ」で描写されたように、加害者側と被害者側がお互いを分かり合うというのは難しいかもしれません。同じように、乃木坂ファンの中でも、松村さんに対する意見や立場の違いで、ファン同士が分かり合えていないところがあります。ファン同士で揉める姿は見ていて楽しいものではありません。冒頭に述べた通り、この記事を皆さんの参考にする必要はありませんが、この記事がお互いの考え、思いを巡らせる一つのきっかけになることを願っています。

「ドキュメンタリーの意義とは」

 ドキュメンタリーの意義とは、端的に言えば『きっかけ』だと思います。「悲しみの忘れ方」を観て、「感動した」、「泣いた」で終わってしまっては、残念ながらドキュメンタリーではなく、ただの映像にしか過ぎません。その先に向かうきっかけ、そういったものを生み出す映像がドキュメンタリーなんだと思います。

 僕は「悲しみの忘れ方」の、松村さんの部分には物足りなさを感じました。この映画には、道に迷っているファンをもっと導いて欲しいと願いました。その気持ちをきっかけとして、この記事を書いています。

 「悲しみの忘れ方」は、やはりドキュメンタリーでした。

「贖罪と更生と限界」

 最後に。

 「天使のナイフ」を読んで、『贖罪』の側と、『更生』の側はなかなか分かり合うのは難しいと感じました。その理由は、『更生』は目に見える行為、行動、『贖罪』は目に見えない『心の動き』という違いにあると思います。『贖罪』は周りには見えないし、伝わりにくいという一方で、『更生』は容易に目に映ってしまいます。それ故『不公平』という感情が生まれてしまうのです(この辺はまさに乃木坂ファンにも当てはまると思いませんか?)。
 ただ、『贖罪』と『更生』は全て加害者の中で行われるもの。第三者にはわかりようがないものという現実も僕達は認識しなければいけません。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

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  1. 若月のスキャンダルの運営対応

    乃木坂46 運営委員会から 若月佑美についてのお知らせ

    一部ネット上にあがっている乃木坂46メンバー 若月佑美の画像に関して、
    乃木坂46運営委員会からの見解をお知らせします。
    当運営委員会といたしましては、メンバー加入以前の行動については原則、
    犯罪行為を除いて不問といたしております。
    しかし、今回はオーディション前の行為とはいえ、ファンの皆様をはじめ、
    乃木坂46をご支援して頂いてる方々に対して、ご心配・ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
    本人も軽率な行動であったことを深く反省しているため、
    運営委員会としては、若月佑美の乃木坂46としての年内の活動を自粛とさせていただきます。

    乃木坂46運営委員会

    • メリハリのある文章
      責任ある対応
      いったいどこの運営さん?
      乃木坂の運営さんにも見習ってほしいものです

  2. 今思えば不倫報道は最悪のタイミングだった。
    当時アルバムリリース準備も進んでいたから松村を解雇や謹慎させる事は出来なかったのかなと。
    松村を解雇が謹慎にした場合、松村は1stから毎回福神やフロントメンバーだったからアルバムリリースの時にプロモーションで過去のシングルMVを流すと、不祥事で処分された人がバンバン映ってる事になってしまう。
    さすがにMVを再編集する事は出来ないし…。
    だから表立った処分はしない方向で進める方向にしたんじゃないかと思う。
    運営は大炎上も年明けくらいには自然鎮火するとでも思ってたんだろうけどずっと燻ったまま。
    今後何か問題が起きた時はどう対応する気なんだろう?
    余程上手く立ち回らないとまた松村問題が引っ張り出されて大炎上するのが目に見えてる。

  3. キスしたからって恋愛とは限らないでしょう。
    酔っ払ってテンション上がってキスしちゃった可能性はゼロではないのに
    (本人もそういうニュアンスで言っているし)
    なのに勝手に裁判まがいの言動を聞くと怖くて震える。
    握手で商売しているアイドルとしては良くは無いけど。
    何人かの意見にあるけど嫌なら離れればいいだけ。
    それもダメなら本当に訴訟でもして裁判でも起こせば
    真相がわかるかもよ。

    • 写真と動画は全部ご覧になりましたか?

      コメントを見る限り全部を知った上で擁護している方は少ないと思います
      知らない可能性があるのは処分派もそうですが処分派が全部知ったとしたら批判はさらに激化するでしょう
      擁護派の皆さんが口々におっしゃる嫌なら離れればいいは真実から目をそらして問題を投げ出す最低の一言です

  4. 別に完全な白でなくて良いでしょ。もう1年近く経つのだから今さらゴチャゴチャ言ってる人はどれだけ自分が聖人君子なんだか。

    酔った勢いでキスすることなんてあると思うけどね。番組で勢いあまってまいやんにキスするような人なんだから尚更。

    運営がこういった形でやるというのだから嫌なら乃木坂ファンをやめれば良いだけだよ。他にアイドルなんて沢山居るんだしね。
    それでも乃木坂ファンを続けたければある程度飲み込んでいくしかないって話ですよ。
    あと人殺しを引き合いに出すのは行き過ぎだと思う。

  5. 長文にて失礼致します。

    ■乱反射
    以前、こちらでも記事になった乱反射を読んで私が一番感銘を受けた箇所があります。
    幼児を亡くした親の悲しみに対して、自身も子供を亡くした刑事が語りかけた言葉。
    「~。時間が経てば気持ちの整理がつくなんて、そんなことはあり得ないんです。
    気持ちの整理は、自分でつけるものなんです。待ってたって、いつまで経っても整理なんかつかないんです」
    ※乱反射の30章より一部抜粋

    この言葉は最後の沖縄エピソード、両親の気持ちの整理・再生につながりました。

    子供を亡くしたこととアイドルにスキャンダルが起きて嘆くことでは程度がまるで違いますが、
    「いつまで松村のことを言ってるんだ、気持ち悪い」という人には、
    乃木坂に起きた問題に対して気持ちの整理がついていない人が存在するということ、
    それは時間が解決してくれるものではないということを理解してほしいなと思います。
    気持ちの整理は自分でつける、何かしら自身を納得させるに値する出来事が起きない限りそれは変わりません。

    ■気持ちの整理
    現時点で気持ちの整理がついていない人はそもそも松村への明示的な処分なし、立ち位置が被害者よりというところから納得がいかないでしょう。気持ちを整理する(納得する)出来事というのは、
    本当は松村への明示的な処分ということではないでしょうか。
    ですが、今さらそんな処分がされるはずもありませんからこのままでは整理できません。
    そこでその他・気持ちの整理をつけるためには、例えば次のようなことが考えられます。
    1:乃木坂から自分が離れる。
    2:松村を除いて乃木坂を応援する。
    3:松村も含め乃木坂を応援するが贖罪を求め、今後はそれがファンに伝わるように振舞ってもらう。
     ※キャラのせいもありますが、ラジオでの謝罪などでは贖罪を感じられませんでした。
      各方面に気を使ったり、心配かけてすみませんとか自分でも信じられませんと話していましたが、
      もっと単純にファンに対して「裏切ってすみません。もうしません」のような
      真摯な姿勢が見られればもう少しすんなりと気持ちを整理できた気がします。
    4:乃木坂運営の体質改善を求める。

    私個人としては3か4、あるいは両方の確認を望んでいるということに気づきました。
    ですが、3は松村のキャラではファンに贖罪が伝わるのは難しいなと思いますので、
    贖罪があると信じることにしました(信じたい)。
    根拠が脆弱ではありますが、この時点で私は気持ちの整理がついたということになります。
    4の運営体質改善についてはもう少し実現可能かなと感じています。

    ■乃木坂運営を含む現在のスキャンダル処分なしの流れ
    一連の件では松村個人よりも「恋愛禁止」を公言しておきながら
    いざ問題が起きた時に、そんなの冗談に決まってるでしょう?というような
    態度を見せた乃木坂運営に対して腹立たしい気持ちでいっぱいです。
    最近は恋愛禁止なんて人権侵害だという風潮もありスキャンダルは処分なしの流れです。
    恋愛そのものは仕方ないだろうと思うのですが、それを売り文句にしておきながら
    都合が悪くなるとスルー、問い詰めた側が「人権侵害だ、気持ち悪い」と批判されることに不満を感じます。
    ※きっちりしたい人とかはそういう不満を感じませんか?
     実はこの当時、代表の今野氏はリンパ腫の治療で大変な時期だったということで
     同情の余地はありますが。。。治療のために適切な判断ができなかったとしたら、うまく権限委譲できなかったという点は問題でしょうね。

    ■なぜ恋愛禁止ではないと言わないのか
    それならはじめから恋愛禁止などというな、もしくは恋愛解禁を明示しろということです。
    総合Pが48Gで恋愛禁止なんて存在しないと言ったといわれますが、少なくとも乃木坂では
    それが最新の情報ではなく、番組やメンバー達は繰り返し「恋愛禁止」を謳っていたのです。
    そんなの信じるのがおかしい・馬鹿だという人は、ファンを消費者という視点で考えてほしいと思います。
    この件がどうでもいいと思う人は大して金を使っていない、
    「恋愛禁止という看板を信用する(大事にする)人ほど金を使う(使った)」と考えられるのです。
    信用する気持ちが強い人ほど金を多く使ったので、裏切られたと感じる気持ちが強くても無理はありません。
    ※金を多く使っていても気にしていないというのは恋は盲目の状態に近い人か、
     メンバーが責められている時こそ自分が支えるんだという使命を感じている人ではないでしょうか。
     どちらもいつか冷静になった時に「やっぱり裏切られてたんだ」と感じる可能性があります。

    恋愛禁止ではないと運営が言わないのは、言ってしまったら売上げが下がることがわかりきっているからでしょう。
    この看板を信用して金を使ってくれた方が都合がいいのです。
    ですが、実態として恋愛禁止ではないのに恋愛禁止という(または暗に信用させる)のであれば、
    ファン(消費者)を欺いていることに他なりません。
    発覚さえしなければよいと、もし運営やメンバーが考えているのであればその瞬間にファンを欺いている、
    もう卒業の時期が近づいたのだと自覚してほしいのです(恋愛禁止でなければその必要はありません)。
    卒業を考えてから実際に卒業するまでの少しの間、恋愛していることをファンに黙っていたぐらいなら仕方ないかなと思います。

    ■今後はアイドル業界にも消費者保護の意識を
    ところで、スキャンダルが起きた時、特に最近はメンバーの権利や運営とスポンサーの契約についてよく議論されますが、
    ファン(消費者)が置き去りにされてしまっていると思います。

    個人的に一番問題視しているのは「恋愛禁止」という看板についてです。
    AKB発足から数年間は比較的厳格なものとして守られてきましたが、
    最近は人権侵害云々の流れから実態のない虚偽の看板と化しています。
    この看板を信用して金を使った人が恋愛発覚したメンバーを批判することを、
    第三者が馬鹿にする、嘲笑するという風潮はなくしていきたいですね。
    もちろんメンバーが大事だから恋愛発覚メンバーを擁護したい→恋愛禁止というファンを責めるという気持ちはわかります。
    ひとつ考えてほしいのですが、メンバーや運営がメンバーのことを擁護するというのは
    ごく当たり前のことではないでしょうか。ですが、運営ノウハウなどないに等しい、
    メンバーもまだ若い、何か間違っている場合でも内部から気づいて修正するのは難しい、
    外部から指摘して初めて気づくこともあるでしょう。STAP問題などを思い出してください。
    放置すれば組織の崩壊につながるようなことでも内部からの気づきは難しいことがあります。

    運営はそのつもりがないとしても、結果的に消費者を欺いていることがあり得るのです。
    ですから、今後はアイドル業界でも『消費者保護の観点』が必要になってくると思います。
    ・国産有名ブランド牛の肉であるかのように表示して販売していたが,実はブランド牛ではない国産牛肉だった
    ・天然ダイヤを使用したネックレスのように表示したが,使われているのはすべて人造ダイヤだった
    これらは景品表示法の優良誤認の例としてあげられているものです。
    サービス提供側からすると「少し盛った」ぐらいのつもりだったのですが、
    信じて購入した消費者が存在するのです。そしてそれらの表記は許されてなくなってきた。
    意図的ではなく誤って表示した場合でも優良誤認に該当する場合があるとあります。
    アイドル業界についても今は(声に出す人が少ないので)問題になっていませんが、
    恋愛禁止を信じて金を使う消費者が存在する以上(信じる気持ちが強いほど握手券大量購入などで金を使うと考えられます)、
    「そんなのは冗談に決まっている」ならば、こういった消費者を守る必要があります。

    現在のような恋愛は禁止なのかどうでもいいのか不明な状態は消費者には不利なものです。
    恋愛禁止ではないのであれば(恋愛発覚時に明示的な処分ができないのであれば)、
    すでに恋愛禁止を信じているファンが存在する(暗に信じさせてきた)以上、
    恋愛禁止でないことを明確にする必要があると考えています。
    これは総合Pの私見ではなく、乃木坂運営として公式に発表することが大事です。
    ですが、運営がこのような対応をすることはまず考えられませんので、
    「なんとなく恋愛禁止のよう」という状態が続くのではないでしょうか。
    ファンとしては「恋愛禁止」を鵜呑みにしないということも必要になるでしょう。

    今後は乃木坂、新設される鳥居坂を含めて「恋愛禁止」などという虚偽の看板を使わせない
    (または暗に信用させる行為をさせない)、
    運営・メンバーが進んでこのような言葉を発信しない、恋愛禁止という看板を使うのであれば
    遵守してもらう、恋愛発覚時には人気の程度に関係なくきっちり処分する、
    ということが消費者が安心して金を使える、つまり消費者保護につながるのではないでしょうか。
    これはメンバーだけでなく組織への信頼にも関わってきますよね。現状の乃木坂運営への信頼度はかなり低いです。
    売上げが下がってしまうことを恐れるがゆえに、恋愛禁止という実態のない看板を継続して掲げる(匂わせる)のだとすれば、それはまさに優良誤認と考えられます。

    ■気持ちの整理をするには
    前述の通り、気持ちの整理は自分でつけるしかない、何かしらの方法で自身を納得させる必要があります。
    今でも気持ちの整理がつかなくてすっきりしない人はぜひ、松村への明示的な処分以外の方法についても
    考えてみてください。
    私は松村の贖罪(今後も継続)を信じることで気持ちの整理をつけました。
    もう一つ、運営やメンバーが今後「恋愛禁止」などと言わないように注視していこうと思います。
    不誠実な対応をとる運営に対して一矢報いるとしたらこのあたりが狙い目かなと。
    でもこれはいつまで言わなければOKというものでもないのでずっともやもやしたままかもしれません。
    はっきり「恋愛は禁止ではない」と総合Pの私見ではなく、乃木坂運営として公式に発表しれくれると
    いいんですけどね。。。
    消費者保護の意識がもう少し感じられるようになればいいなと思います。

    自身で気持ちの整理がついたらまた、松村を含む乃木坂全体を応援していきたいという人は多いのではないでしょうか。
    私は松村の贖罪を信じ、可愛くて明るくて頭の回転が速い、あの貴重なキャラをまた素直な気持ちで見たいと思っています。

    • 乃木坂は学芸会やお遊戯レベルなんて言われてるので余計に響きますね
      「恋愛禁止」にすればアイドルにかける強い思いをアピールでき、実力が無い事に対しての盾にもなり、成長ドラマとしても盛り上がるんでしょうね

    • 私もあの時松村には脱退または活動休止を望んでいました。

      秋元プロデュースグループの運営が恋愛スキャンダルをスルーするようになったのは、2013/1/31に峯岸みなみの坊主動画がYouTubeにアップされたのが決定的な出来事だったと思っています。
      自主的?だったとはいえ、うら若き女性が恋愛問題で坊主頭になっってしまった事実がYouTubeにアップされたことで世界中の注目を集め、運営にもかなりの「人権侵害」等の批判きたのではないでしょうか。

      日本は憲法9条で「戦争の放棄」をうたっています。
      しかし、他国から攻められたときそれを守る手段としての「自衛権」が認められています。自衛でも他国と戦っている状態は明らかに「戦争」している状態であるのにもかかわらず。
      それは「自衛権」が政府や法律が制定される以前の段階より生まれながらに持つ不可譲の権利だと考えられているからです。

      同様に、人間として生まれながら持つ「異性に恋する気持ち」に絡んだ恋愛問題で運営側がメンバーを処分してしまうと、世界から「自然権」に反する人権侵害として非難を受けてしまうため、運営はスルーすることに決め込んだのでしょう。
      峯岸以降、渡辺美優紀や直近の柏木由紀まで秋元プロデュースグループの運営のスタンスは恋愛問題はスルーです。
      ちなみに乃木坂運営が若月に活動停止の処分をしたのは2011年の年末です。

      あの時松村が自主的に活動辞退や活動停止を申し出ていたとしても、それは外から見れば運営が恋愛問題で処分したことに相当してしまうので、処分できなかったのだと思います。
      そして今後も「恋愛禁止」はメンバー達が勝手に言い出した、自主的に掲げた目標で運営は「恋愛禁止」は強要していないし一切関知していないというスタンスを取り続けてゆくと思います。

    • バレッタ以来の新参のファンです。分類すれば処分派でしょうか。
      ずっとコメントを読んできて、あなたの意見が一番しっくり来ました。

      あなたが書いたように、運営側には消費者保護の意識をもっと持って欲しい。
      ファンの側も消費者としての意識を持って欲しいし、運営側に対して発言して
      いくべき。(DVDの値段、セブン限定盤の問題など)

      TVを見ないので松村のキャラというのがわかりませんが、私はからあげ姉妹MVも
      素直に楽しめないでいます。
      しかし、メンバーの心の中は本当のところどうなのでしょうかね。

      処分派とて、松村をたたけというのではなく、運営が「とおりいっぺんの釈明」で
      すませてしまったのが気持ち悪くトゲとして残っているのでしょう。

      なおこの件の問題提起者は法律論を持ち出すのに慎重であって欲しかった。

  6. 付き合ってもないのにキスしてた方が印象は格段に悪いんだけど…
    松村のファンは変な擁護しない方がいいと思う

  7. 結局のところ、運営も松村も事実を言わないので黒でも白でもなく、限りなく黒に近いグレーにしているのが気持ちが悪い。
    グレーにしたことで、松村だけでなく運営、そして乃木坂に疑心感を植え付けてしまった。清純派というイメージを壊してしまった。
    潔く全てを告白し、禊を済ませるなりすればよかったと思う。
    グレーを続ける以上、取り除くも忘れるもできないと思う。

  8. 黒が白になるわけない

  9. 運営や松村が本当の事を言わないとか言う人の嘘だという根拠って何ですかね。
    芸能人が発する言葉、公の発表こそが事実であり、それ以外に何もないと思うのだが。

    結局その後に文春が新たな記事が出せてないのを見ると松村と運営が事実だったと証明しているようなもんです。

    今だに叩いている人は実際に事実を言ってたとしても自分が思う事を言わなければ嘘だと言って本当の事を言えとずっと言うだろう。

    要は韓国と一緒ですよ。一度弱みを見せてしまったら何度も何度も謝罪しろと言い続けるような輩。相手にする必要はない。

  10. 前から思っていたけど、映画を観ていっそう強く思ったのは、若月は加入前の元カレプリクラで謹慎したのに、何で松村は加入後の不倫キスで何もないんだよ?ドラマは出るわ、モデルはするわ、ユニット曲出すわ・・・ということ。映画の若月の謝罪シーンとか観て、余計に松村の処遇軽すぎ!って感じた。
    若月は松村のことどう思ってるんだろう・・・・・・

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