乃木坂４６のファンであれば、「八福神」という言葉は聞き慣れているはずです。でも、そもそもの、世間一般で言う「八福神」って何なんだろう？　その疑問に自分は全く答えることが出来ませんでした。何となくのイメージはありますが、それぞれの神様の名前すべてはわかりません。そこで、疑問を解決してみることで何かにつながるのではないかと、乃木坂ファンとして「八福神」について調べてみることにしました。

　一般的に日本では“七福神”が有名です。でも、八福神もちゃんと存在しているんですね。八福神は大体は七福神＋１です。ということで、まずは一般的な七福神を紹介します。色々な解釈、名称があるため、これ、と決まったものはありません。それと、最後には乃木坂八福神に還元するための調査なので、なるべく簡単で、わかりやすい解釈にさせていただきます。

　「大黒天」：豊穣の神様、大黒柱の語源とする説もある。福神の中心的存在。

　「恵比寿」：本来は海神、後に商売の神として、えびす顔（ふくよかな笑顔）の福神として信仰される。大黒天とは対になることも多い。「えべっさん」等の愛らしいあだ名も存在する。

　「毘沙門天」：武神。仏教における四天王の一尊。自衛隊の車体等に「毘」のマークが付けられることもある。勝負事の神様としても信仰される。

　「弁財天」：福神の紅一点と言われ、水、お金に関係が深い。ただ、乃木坂において紅一点ということはあり得ないので、白一点としても良いのかもしれません。あるいは金運の象徴。

　「福禄寿」：「福」＝実子に恵まれること、「禄」＝財産、「寿」＝長寿を象徴する三体一組の神様。背が低く、長頭で長い髭をはやし、鶴を伴なう。

　「寿老人」：酒を好む長寿の神様。戦乱を嫌い、天下泰平を好む。

　「布袋」：広い度量や円満な人格を司る。

　ここまでが一般的な七福神ですが、これに＋１されるのは、吉祥天、達磨大師のうちのどれかが多いです。

　「吉祥天」：七福神だった時期もあり、貴族に信仰された吉祥天と庶民に信仰された弁財天といわれている。美女の代名詞。

　「達磨大師」：壁に向かって９年座禅を組んだら、手足が腐ったという伝説から、縁起もののだるまが生まれたとされる。ストイックあるいは忍耐のイメージ。

　以上が一般的な福神と呼ばれる神々です。これをもう少し噛み砕いて、乃木坂４６にも合うような解釈にしてみましょう。　

　「大黒天」：乃木坂の中心人物＝センター、エース、ムードメーカー。
　「恵比寿」：ふくよかな笑顔の乃木坂Ｎｏ２。愛らしいあだ名をつけられる、親しみやすい存在。
　「毘沙門天」：武神、乃木坂の特攻隊長。
　「弁財天」：男装が似合うキャラ。あるいは、金運の良いメンバー。
　「福禄寿」：才能多彩な存在。
　「寿老人」：乃木坂の平和主義者。
　「布袋」：乃木坂の人格者、精神的支柱。
　「吉祥天」：乃木坂を代表する美女。
　「達磨大師」：ストイックなまでの努力の人。

　例えば、この９人の神様から6thシングル「ガールズルール」のフロントメンバー、白石麻衣さん、松村沙友理さん、橋本奈々未さんを選ぶなら、それぞれ「大黒天」、「恵比寿」、「弁財天」でしょうか。俗に言う御三家に一人加えて四天王にするならば、これに「毘沙門天」を加えます。

　かなりくだけた「八福神」にしてしまいましたが、多種多様な神様の集まりが八福神です。こんな風に「八福神」を解釈した時、皆さんなら、どのメンバーを当てはめますか？