Nogizaka Journal

乃木坂46や坂道シリーズのエンタメニュースサイト

乃木坂散歩道 第55回「新・3大 乃木坂46”ライブで盛り上がる曲”」

nogizaka46

 様々な世界の3大を見つける、それが「新・3大○○調査会」。今回は乃木坂46のライブで意外に盛り上がる曲をご紹介。某深夜番組に私見をまじえたパロディです。シューベルトのピアノ五重奏曲「ます」第四楽章を頭の中で流しながらお読みください。

新・3大 乃木坂46”ライブで盛り上がる曲”➀ 2013年8月30日、ZeppTokyo、「人はなぜ走るのか?」

 まず有権者の皆さんに訴えたいのは、この曲では乃木坂メンバーはいつものダンスをしていないということであります。整列したり、グルグル回ったり、あるいは、「16人のプリンシパル deux」公演のウォーミングアップで見せた様なダンスをメンバーはしていません。こぶしを突き上げ、ジャンプを繰り返す、そう、メンバーのブログにもありましたが、完全に『煽り』なのであります。関東での単独ライブは大体行っているのですが、いつものダンスを捨ててまで、ここまで煽ってきたのを見たのは初めてでありました。

 メンバーが求めているのであれば、それに乗ってあげるのがファンというものであります。この曲の時の会場内はかなりヒートアップしていたのであります。

 という訳で、「人はなぜ走るのか?」を新・3大 乃木坂46の”ライブで盛り上がる曲”とさせていただきます。


 

新・3大 乃木坂46”ライブで盛り上がる曲”➁ 2013年8月30日、ZeppTokyo、「指望遠鏡」

 まず有権者の皆さんに訴えたいのは、乃木坂46の曲は名曲が多いということであります。表題曲が良い曲なのは驚くべきことではありませんが、カップリング曲の素晴らしさこそ、乃木坂46の最大の魅力だと考えるのであります。

 今回ご紹介する「指望遠鏡」は大好きな曲の一つですが、なぜこの曲が盛り上がる曲になるのか? MVを見る限り、想像することはなかなか難しいのですが、Zeppライブという、比較的小さな空間でのライブでは、この曲も大きく変化したのであります。

 サビの部分「覗いてみよう 指望遠鏡~」から、メンバーの『煽り』もあり、こぶしを突き上げながらの連続ジャンプです。意外性という観点から「指望遠鏡」を新・3大 乃木坂46の”ライブで盛り上がる曲”とさせていただきます。


 

新・3大 乃木坂46”ライブで盛り上がる曲”➂ 2013年8月30日、ZeppTokyo、「ロマンティックいか焼き」

 まず有権者の皆さんに訴えたいのは、この「ロマンティックいか焼き」は出現頻度があまり高くない曲にもかかわらず、会場の一体感は素晴らしかったのであります。

 歌詞の中の括弧の中の部分、例えば冒頭の”ターコイズのリング(ああ)”の(ああ)を会場のファンが歌うのであります。MIXやらコールやらは、何と言えばいいのかわからないこともありますが、今回は何度も聞いて暗記している曲の歌詞であります。非常に単純明快で面白かったのであります。

 という訳で、「ロマンティックいか焼き」を新・3大 乃木坂46”ライブで盛り上がる曲”とさせていただきます。

 『新』とついているので、多くのファンに知られている定番の曲は敢えて外していることを御了承ください。御清聴ありがとうございました。 


 少し語らせてください。
 Zepp、今の乃木坂46には非常に小さな会場だと思います。参加したいファンの数に反して、入れるファンの数は少ないですが、その分メンバーとの距離は近かったです。そのメリットを上手くいかせたのが今回のZeppTokyoのライブだと思います。つまり、一体感がありました。

 そして、この一体感を作ってくれたのが乃木坂のメンバーです。正直な話、今まで僕自身は所謂『お地蔵さん』でした。声を張り上げたり、こぶしを突き上げたり、なんて恥ずかしくてできなかったし、ライブの目的は『メンバーを見る事』でしたから。でも今回は声を出したし、こぶしを突き上げたし、連続ジャンプもしてました。それは何故かと言えば『メンバーが求めている』と感じたからです。

 ファンがライブで騒ぎたいからという理由での掛け声は議論されるべき事だと思います。ただ、Zeppの様な小さな会場で、メンバーがファンとの一体感を求めて煽ってきているなら、それに応えてあげたいなって思ったのです。前回の記事で少し書きました、『マナー』にも通じるのですが、自分のための行為で人に迷惑がかかるなら、それはマナー違反です。メンバーの為に、メンバーを喜ばせるための行為で人に迷惑がかかる場合、これはみんなで考えていくべき事だと思います。そして、会場内では、それが少しずつ変わってきているように感じました。

 メンバーが求めているからそれが絶対の正義、としてはいけません。それが許されてしまったら、推しメンタオルをずっと頭上に掲げても、それは正義ということになってしまいますから。メンバーが求めるもの、ファンが求めるもの、それらを上手くすり合わせていく事。ライブを重ねていく中でやっていかなければいけない事として、この記事が一つのきっかけになればいいなと思います。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

コメントはこちら

*

Return Top