3月11日放送の「乃木坂工事中」(テレビ東京系)で乃木坂46の20thシングル「シンクロニシティ」(4月25日発売)の選抜メンバー発表が行われ、白石麻衣が約5年ぶりに単独センターを務めることが明らかになった。
前作「いつかできるから今日できる」から半年ぶりとなる今作は、1列目から3列目まで各7名ずつの21名選抜。17thシングル「インフルエンサー」と並ぶ過去最多人数で、前作からは定員が2名増加。2列目までの14名が“十四福神”と呼ばれる。また、16thシングル「サヨナラの意味」以来の単独センターが採用されている。
白石は6thシングル「ガールズルール」で初センター、13thシングル「今、話したい誰かがいる」と「インフルエンサー」では西野七瀬とともにWセンターに起用。今回、表題曲では約5年ぶりに単独センターを務める。3作ぶり4度目のセンターとなるが、本人は「私で大丈夫かなっていう不安はすごくある」と素直な心境を吐露。「すごい緊張はするんですけど、生駒ちゃんもラストシングルになったり、新しく3期生で選抜に入った子とかもいるので、皆でまた力を合わせて、選抜だけじゃなく、20枚目を良いシングルに導いていけたらいいなと思います」と、節目のシングルへの抱負を語った。
今作が卒業前最後のシングルとなる生駒里奈は、2列目の真ん中に。3年ぶりのセンター復帰も予想されたが、「卒業シングルには絶対にしたくなくて」と胸の内を語り、「このシングルをいっぱい良いものにしたい、純粋なその気持ちだけ」とコメント。MCのバナナマンも2列目での起用には驚きつつ、日村勇紀はフォーメーションを確認して「(生駒が)一番真ん中に立つっていうことなのかな」と率直な印象を口にした。
また、「メンバー編成に大変動」と告知されたことでもファンの注目を集めていた今回の選抜発表。寺田蘭世と樋口日奈が3作ぶりに選抜復帰となったほか、18thシングル「逃げ水」でWセンターを務めた大園桃子と与田祐希も2度目の選抜に。さらに、久保史緒里と山下美月が活動開始から4作目で初の選抜入りを果たし、3期生は過去最多の4名が選抜入り。前作でWセンターを務めた西野七瀬と齋藤飛鳥は引き続きフロントに立つ。なお、昨年で卒業した伊藤万理華をはじめ、北野日奈子、斉藤優里、中田花奈の4名は、今作の選抜から外れている。
2列目の久保は、バナナマンに心境を聞かれると「怖い」とぽつり。「ずっと自分にできることとかなくて。だから自分のことを活動していくとどんどん嫌いになっていって。何もできないのがすごい悔しいし、ダメだなってずっと思っていたので」と目をうるませながら自身を見つめ、「今回選んでいただけたので、この期間にちょっとでも見つけられたらいいなって思います」と意気込んだ。1列目に抜擢された山下も戸惑いを隠せない様子で、「先輩方がもう本当すごすぎて、私がいていいのかなとかすごい思ってたんですけど。でも、この番号を頂いたので、早く追いつけるようにたくさん吸収して、いっぱい成長できるシングルにしたいなと思います」と涙ながらにコメントした。
スタジオでの選抜発表は、乃木坂46の“公式お兄ちゃん”であるバナナマンが、メンバーにあたたかい言葉をかける姿も注目される。今回も選抜された1人ひとりを祝福し、発表を終えて設楽統は「3期の選ばれたメンバーは不安もいっぱいだけど、先輩のTHE乃木坂みたいな白石でも不安を抱えながらやるっていう部分もあるから。皆で支え合って、今までにないすごいのを見せてもらいたい」と総括。さらに、他のメンバーたちに対しても「選ばれなかった方々、毎回言ってますけど腐らずにね。もちろん、選抜じゃなくてもやることいっぱいあるし、番組なんかも来た時は目立ってくれれば。アンダーで武道館やるグループなんてないんですからね。皆で乃木坂ですからね。結束して頑張っていただきたいと思います」とエールを送っていた。
次回3月18日の「乃木坂工事中」#147では、メンバー自らが個人の目標をプレゼンする「こんなことしてみたい!7年目の目標発表会!」をオンエア。それを叶えるべく、スタジオで衝撃の目標を即実行するという。
3列目:井上小百合(15)、新内眞衣(6)、高山一実(20)、星野みなみ(18)、若月佑美(18)、樋口日奈(3)、寺田蘭世(2)
2列目:桜井玲香(20)、松村沙友理(20)、久保史緒里(初)、生駒里奈(20)、大園桃子(2)、衛藤美彩(13)、秋元真夏(17)
1列目:山下美月(初)、堀未央奈(12)、生田絵梨花(19)、白石麻衣(20)、西野七瀬(20)、齋藤飛鳥(13)、与田祐希(2)
*ポジションは向かって左から。カッコ内は選抜回数。
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