——最後のライブになったアンダーライブ2ndシーズンの千秋楽は私も見に行かせていただきました。「涙がまだ悲しみだった頃」でサイリウムの色が一斉に変わったシーンは本当にすごかったですよね。(※2)
伊藤:ありがとうございます。あれはすごかったですよね。写真とかいっぱい撮ってもらったので、それを見ていて「あー、懐かしいなー」って今も思います。
——その一ヶ月程前に卒業を発表されたわけですが、メンバーの川後陽菜さんのブログのなかで、8thシングル「気づいたら片想い」(14年4月)のジャケ写撮影の際に卒業の話をして、それがそのままType-Cのジャケ写になったと書かれていたのですが、それは事実なのですか?
伊藤:はい、そうです。
―—あのときのジャケ写は「泣き笑い」がテーマだったと思うのですが、あのタイミングでメンバーに卒業の話を告げるのは事前に決めていたんですか?
伊藤:いえ、決めていなかったんですが、みんなが泣いて感情的になっていた現場の空気に呑まれて、「卒業しようと思っている。」ってポロッと言っちゃったっていうのが本音なんです(笑)。そこから、運営の方と相談を重ねて卒業に至ったので、撮影の時点では決まってはいませんでした。つい胸の内がポロッと出てしまったんですけど、メンバーはみんなびっくりしていて、特に万理華が一番泣いてましたね(笑)。結局卒業がちゃんと決まったのは発表するちょっと前で。自分の与えられた仕事を終えてから辞めようと思っていたのでそのタイミングになりました。
——そうだったんですね。卒業してみての一番の変化はなんでしたか?
伊藤:実は卒業してから大学受験をするまでの期間に人生で初めてのアルバイトを経験しました。飲食店のバイトで、ホールでオーダーを取ったりしていました。
——それって「あれ? 伊藤寧々さんじゃないですか?」って声をかけられたりしないんですか?
伊藤:それがあんまりならないんですよ(笑)
——ちょうど先日、メンバーの生駒里奈さんが「乃木坂46を卒業したら、コンビニでバイトがしたい」と仰っていたり、元ももいろクローバーの早見あかりさんも「女優をしながらレジ打ちとかのバイトがしてみたい」とインタビューで答えていました。アイドルがアルバイトに惹かれる理由みたいなのが何かあるんですかね?
伊藤:どうでしょう。乃木坂46に入る前はアルバイトができなかったので、アルバイトに対して一種のあこがれはありましたね。
——その中でも伊藤さんは飲食がよかったんですか?
伊藤:そうですね、おしゃれなカフェで働きたくて(笑)
——乃木坂46にいたときって忙しくて「もし自分が乃木坂46じゃなかったらこんな生活をおくっていたんじゃないかな」ってイメージしたりするのかなと思うんですけど、実際に今グループを卒業してみて、そのときにイメージしていた「乃木坂46じゃなかった伊藤寧々の人生」みたいなものを歩めているっていう感覚はありますか?
伊藤:どうだろう。私は乃木坂じゃなかったらっていうのをあんまり考えたことがなくて、乃木坂46があっての私だから、乃木坂46があっての大学生活っていう感覚ですね。
——全部は繋がっているっていうイメージなんですね。
伊藤:そうですね。今はすごく楽しいです。
——卒業して以降は乃木坂46の曲は聴きますか? 改めていいなと思った曲などあったら教えて下さい。
伊藤:聴きますよ。やっぱり全部好きなんですよ。それはその曲それぞれに思い出があるので。でも、特に聴くかなっていうのは9thアンダー曲「ここにいる理由」です。それは、アンダーライブでみんなの2曲目だったけど、私の1曲目だったじゃないですか(※3)。だから思い入れがあるのかなって思います。
——なるほど。伊藤さんはこの1年ほどでアンダーの状況が変わっていくことにどのように感じていましたか?
伊藤:みんな忙しいのはいいことですよね、本当に。アンダーライブが始まったときは、みんなで一致団結して「選抜超えてやる!」っていう雰囲気はありましたね。アンダーライブ2ndシーズンのときにはさゆにゃん(井上小百合)と、万理華と、らりん(永島聖羅)と、かりんちゃん(伊藤かりん)がよく意見を出してくれていた印象が強いです。
——アンダーライブ2ndシーズン後に伊藤さんが卒業され、その後クリスマスライブがあって、1stアルバム『透明な色』に伊藤さんがセンターを務める「涙がまだ悲しみだった頃」が収録されることが決まったわけですが、それを聞いていかがでしたか?
伊藤:すっごい嬉しかったですね。その当時、何人かのメンバーが「涙頃(なみころ)入ったよ!」って連絡くれて「あー嬉しいな」と思って。このアルバムを聴いたら私が乃木坂46に存在したっていうことを、確認できるって感じになったかなと思って、すごい嬉しかったです。
——最近だと、「伊藤ちゃんず」の相方の伊藤万理華さんが、映画で主演をされたり雑誌でアート系の連載をされたりと活躍が著しいかと思います。寧々さんは、卒業間際のモバイルメールで伊藤万理華さんに対して「最大の友だちであり、最大のライバルだ」というような内容のメールも送ってくれたかと思います。実際に万理華さんの活躍を見てどのように感じていらっしゃいますか?
伊藤:「嬉しい」と「悔しいな」って気持ちが半々くらいであります。やっぱり、今、万理華が世に出しているものは、今まで万理華が頑張ってきたものが形に上がってきたので、その部分はすごい尊敬するし。でも、連載とかは昔から才能があるじゃないですか。それをずっと見てきたんですよ。「あー、それが形になったんだ! すごいな!」っていう部分が大きいですね。
——それに対して悔しさっていうのは自分も同じくらい活躍したいっていう気持ちですか?
伊藤:そうですね…、でも持っているものがちょっと違いすぎて(苦笑) 比べにくいは比べにくいんですけど。
——でも寧々さんには寧々さんの魅力があって、また違う形で活躍できると思いますよ。寧々さんも乃木坂46時代にドラマ「BAD BOYS J」や映画「杉沢村都市伝説」に出演されていましたけれども、卒業以前あるいは現在でも女優としての活動をやっていきたいなと考えていますか?
伊藤:そうですね。今でも女優としてやっていきたいなという気持ちはあるんですけど、まだまだ技術も感性も足りていないので、それを勉強していける場所を作っていけたらいいなと思っています。
——そちらの活躍も楽しみです。乃木坂46のメンバーとは今でも連絡を取っていたりするんですか?
伊藤:たまに。会いたいときに連絡して、予定が合えば会いに行くっていう感じです。やっぱりみんな忙しいし、私も学生生活があって自由はきかないので。なので予定があったときにダッシュみたいな感じですね!
※2「サイリウムの色が一斉に変わったシーンは本当にすごかった」
この日の開演前、伊藤寧々ファンの有志が、伊藤寧々の応援カラーであるピンクもしくはオレンジ色のサイリウムを全席に配布。伊藤寧々のセンター曲「涙がまだ悲しみだった頃」で客席一面がピンクとオレンジの波に包まれた。
※3「アンダーライブでみんなの2曲目だったけど、私の1曲目だったじゃないですか」
2014年10月に行われた「アンダーライブ セカンド・シーズン」の一曲目は、10thシングルのアンダー楽曲『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』。9thシングルの活動及び本公演をもってグループを卒業する伊藤はこの時、一人、幕の裏に待機し、二曲目の『ここにいる理由』からパフォーマンスに加わった。
素晴らしいインタビューありがとうございました。寧々さんは卒業生の中でも特に気になるメンバーです。
仕事も学業も充実されているみたいで何よりです。
寧々&万理華のコンビというか関係性が一番好きだったので、寧々さん在籍時は伊藤ちゃんず2人で選抜入りして、ユニットが見たいと思っていました。毎回同じようなメンバー構成のユニット、不祥事メンバーが入っているなんとか姉妹を見ると残念な気持ちになりますね…。
ノギザカジャーナルすげー!
ねねころは特に惜しまれた卒業生だし、頑張ってほしい
ジャーナルは卒業生までもホローするんだ。
寧々の近況が知りたいファンは多いと思う。
ありがとう!
乃木坂ジャーナルさん、ねねころ記事を書いて頂いて本当に感謝です。
卒業してから音信不通だったけど、また寧々ちゃんの活躍が知れて嬉しい!!!
卒業生の中でも特に多くの人に愛されてると思います。
伸び伸びした生活を送っていそうで好感が持てる。
これからも頑張ってほしい。
素晴らしい記事をありがとうございます。
寧々ちゃんのインタビューが読めてすごく嬉しいです。
卒業生インタビューをシリーズ化してもらえたら嬉しいです。
ねねころの元気な姿が見れてうれしい
ちょっとふっくらしたかな
がんばれ
乃木ジャーナルさん・・・・・・ありがとう!!!泣きそうやよ~~。。
品があって控えめ。寧々ちゃんは古き良き乃木坂のイメージを持っている方だと思います。
今後とも活躍を期待しています!
素敵なインタビューありがとうございます。
こうやってファンが気になることを
聞いて頂き感謝です!
まさかまたねねころを見れるとは!
乃木坂ジャーナルさん
最高の仕事、ありがとう
1の方にいいたい。
寧々ちゃんが楽しみにしてみそうな記事に、グループや他メンバーの悪口みたいなコメントをしないでもらいたい。
せっかくの良い記事には良いコメントを。
大和、畠中のインタビューもお願いします
素敵な企画でした!ありがとうございます!
乃木坂ジャーナルさんの「“優しい”視点」が大好きです!
どこの記事か忘れたけど寧々とまりかの伊藤ちゃんずの物語あったでしょ
もし、関西コレクションに寧々が出てきたら そして芸能界に戻ってくるような
感じになったら まりかと寧々の対談も聞いてみたいな
素晴らしい!!いつも素晴らしい記事だけど・・・今回のは乃木ジャーの歴史に残るぜ!!感謝!!!
伊藤寧々さんのTwitterをフォローしているので
近況は知っていましたが、
なんと「乃木坂ジャーナル」でインタビューして
いただけるとは!
SNS等で乃木坂のことを話題にしてくれる
卒業生が多いことは嬉しいですね。
「乃木坂46で培った品であったり、醸し出す雰囲気を変えたくないなとは思っていて。」とか
「乃木坂があっての私」とか
凄く謙虚な方だな・・・・・・ほんと、素晴らしい。
ポップスさんナイス
ジャーナルさん本当にありがとうございます!!
寧々推しやった自分にとって最高の記事を読む事が出来て嬉しく思います。
この記事を読むと寧々にはもっともっと素晴らしい人生を歩んで欲しいと思いました。
ねねころは誰よりも惜しまれて卒業したメンバー。
これからの活躍にも期待しています。
今回の企画、本当に素晴らしい!
ねねころの近況が聞けて良かった・・・またファンに会いたいって言ってもらえて。本当に嬉しい。
このページがあって、うれしい!!