この記事は6月15日夜の部、「16人のプリンシパル trois」第22公演目千秋楽に関して書きます。
初日から5公演目まで、9、11、12、13、15、17、18、21公演目の記事は「乃木坂散歩道」のアーカイブをご参照ください。
この記事は公演中にノートにメモしたものを見ながら書いているのですが、どうしても書きとめられなかったもの、拾いきれなかったものなどを、皆さんのツイートで補完させていただきました。1つ思い出すと、それがきっかけで他の出来事も思い出せるものです。この場を借りてお礼申し上げます。参考にさせていただいたツイートはリツイートしたり、お気に入り登録したりと足跡を残させていただきました。
随分沢山のプリンシパルを観てきました。ついにラストです。
千秋楽だけ、オープニングの映像(『制服のマネキン』が流れる映像です)が変わっていました。映像なので文章では説明が難しいのですが、今までの振り返り的な映像でした。で、最後に「千秋楽」の文字が。煽ってきますねー。こちらとしては、千秋楽どんなサプライズがあるのだろうと身構えていました。
まず、ポリン姫役は台詞が圧倒的に多い。そして、ポリン役が舞台の流れを左右します。責任重大な役、でも、『主役』なんだから当たり前です。とはゆうものの、前回のプリンシパルdeuxでは、10役でここまで負荷の高い役は無かったんじゃないかと思います。そう考えると、今年のプリンシパルtroisのポリンは今までにない役。立候補するだけでも勇気があると思うのです。
そんな勇気を称えて、立候補者ピックアップです。(2幕でポリンを演じた回数/立候補した回数)
生田絵梨花さん(4回/4回)、生駒里奈さん(0/2)、伊藤万理華さん(1/5)、井上小百合さん(1/6)、衛藤美彩さん(1/4)、川村真洋さん(1/5)、齋藤飛鳥さん(0/3)、斎藤ちはるさん(0/1)、白石麻衣さん(1/1)、高山一実さん(1/1)、西野七瀬さん(1/1)、能條愛未さん(1/3)、樋口日奈さん(1/2)、深川麻衣さん(1/1)、堀未央奈さん(0/4)、松村沙友理さん(4/7)、若月佑美さん(2/3)、松井玲奈さん(0/2)、伊藤かりんさん(1/2)、山崎怜奈さん(0/1)、渡辺みり愛さん(1/1)。
プリンシパル参加メンバー40人中21人が立候補しました。最多立候補:松村沙友理さん7回!パチパチパチ。最多選出(4回):松村沙友理さん、生田絵梨花さん!パチパチパチ。
ポリン姫役:立候補者が熱いですよね。実に示唆に富む立候補者です。乃木坂の顔(センター経験者)の生駒里奈さん。7thシングルで2期生からのセンター大抜擢、2期生代表格堀未央奈さん。プリンシパルの顔、プリンシパルの申し子の生田絵梨花さん。交換留学という手法が乃木坂にどんな化学変化を起こすのか? SKEのエースで今やAKBグループの中核、松井玲奈さん。
決意表明ピックアップ:生駒里奈さん、「プリンシパルが終わるのヤダ! 楽屋のホワイトボードに『当たって砕ける』と書いてしまっていた(『当たって砕けろ』が正解)。」
堀未央奈さん、「私の演技を観てもらいたい」。宣言通り千秋楽もポリン姫に立候補。
生田絵梨花さん、「乃木活も一旦千秋楽、1幕も2幕も3幕もかみしめながら精一杯頑張る」。
松井玲奈さん、「福田さんにポリン行っちゃいなよ」とそそのかされる。
コントは『結婚式』:新婦(ゆきえ)役を生田さん。最初誰のマネかよくわかりませんでしたが、「しあわせ素肌」という台詞で前田敦子さんと判明。厳密にはマネではなく、「利用させてもらった」とのこと。5000万円横領のくだりでは「違うよー、総選挙で自分に5万票いれた」。
松井さんは最初高山さんのマネでもしているのかと思いきや、ミッキーマウスのマネだったようです、「ハハ!」。
堀さんは『部長の椅子に画鋲~』のくだりを『秋元先生の~』としたり、「AKBの頃から女帝と呼ばれていましたね」など、生田さんの前田キャラに合わせて台詞を変更するという、千秋楽にふさわしいパフォーマンスです。
生駒さん、(結婚詐欺で儲けたお金で)『焼肉にいけなくなるのが残念』という台詞の後、「でも、今日の打ち上げは焼肉」とネタばらし。
ロザリオ役:立候補者斎藤ちはるさんのみで、ラッキーガール。
決意表明は「皆さんに満足した気持ちでおうちにお帰りになっていただきたい」。
コントは『映画のPR』、相方は生田さんを選びます。まさに生田絵梨花壮行会の様相を呈してきました。コント自体は二人とも攻めず、あっさり終了。どうせ結果がわかっているのだから、思いっきり攻めて欲しいという気持ちもあったのですが、2幕での斎藤さんの大活躍で、その不満は吹っ飛びました。
クリスティーヌ役:6人の激戦区。4+2でコント。決意表明ピックアップ。
伊藤万理華さん、「10役立候補はしました」、「笑って終わりたい」。
矢田里沙子さん、「やりたい役3役には立候補しました」。
北野日奈子さん、「髪を切ったら、金太郎みたいになってしまった」。
秋元真夏さん、「母が観に来ていて、来た時は16人に選ばれている。クリスティーヌの肩出し衣装をお見せしたい」。
西野七瀬さん、「こうやって自己紹介をするのも最後。クリスティーヌに合うポニーテールにしてきた」。
大和里菜さん、「今日も大和里菜です。橋本奈々未にはなれませんでした。でも、クリスティーヌにはなりたい。日村さんには感謝しています」。
コント前半は『取り調べ』。長台詞、”モコズキッチン”のくだりを、矢田さんが速水もこみち→「生田絵梨花」に変更するアドリブ。コントメンバーじゃない生田さんもコントに参加するサプライズ。
「吐かないと『まりっか’17』を一日中聞かせてノイローゼにしてやるぞ」と言って、万理華さんが伝家の宝刀『まりっか’17』を披露するのですが、時間切れ『カンカンカンカン』。あと、ちょっと早ければ……。
コント後半は『テレホンショッピング』。司会役が大和さん、コントが決まってから、どんなキャラで攻めようか迷っているところに、メンバーから「日村さん好きだよ」と後押しがあり。千秋楽のコントも『日村さん』で挑戦。
対する西野さんも、大和さんにかぶせるように『幼いころの貴乃花をマネする日村さん』のマネで挑みます、「あどでー、ぼくねー」。
カオスです。
キャサリン役:決意表明ピックアップ。
樋口日奈さん、「小学校の頃に歌舞伎をやっていた」とネタの前振り。
中元日芽香さん、「中元日芽香です。みんなからは『ひめたん』って呼ばれています」。必殺技「ひめたーん、(一回転して)ビームっ!」。観客の皆さん「あー(とやられたふり)」。このいつものくだりも、これが最後かと思うと……。
川村真洋さん、「両親が大阪から来ている。歌います『おーおーきな、のっぽさん』。(今回の)コントでロッティーが面白くなかったら、エルザ役に投票してください」。魂のこもった訴え、その想い成就す。
白石麻衣さん、「(私の)ピチピチしたエルザ役の衣装はどうでしょう」。
コントは屋上。失恋した自殺願望の彼女役は新内さん。白石さんは説得者①50歳のおじさん役、「うんうんうんうん、おじさん競馬は得意」。『変なおじさん』的なキャラ。説得者②中元さんは『ひめたん』キャラでアワアワしてました。父親役の川村さんは『ペタジーニ』が言えず、『ベジタニー』。彼氏役の樋口さん、出番が少ない不利な役ですが、歌舞伎風に「わらわと、契りを結ぼう」で大喝采。
ベル役:決意表明ピックアップ。
深川麻衣さん、「泣いても笑っても、みんなと楽しく。プリンシパルはやりがいがあった」。
衛藤美彩さん、「大好きなまいまいとコントが出来て…(能條さん置き去り感で笑いが起きる)」。
能條愛未さん、「楽しければそれが一番、と私は思う」。
コントは不動産屋。ちょっと、議論を呼ぶコントだったかもしれません。ツイッターでも賛否両論あったことを書いておきます。まず、能條さんが『江頭2:50』さんのマネでコントをします。指をさす決めポーズが超強烈キャラです。これには後ろのメンバーが大爆笑。完全に能條さんの一人舞台でした。『一人舞台』という言葉がピッタリだったかもしれません。キャラが強烈過ぎてか、能條さんの台詞が飛びまくります(台本があるにもかかわらず)。それで、コントが進まない。コント途中で時間切れ。衛藤さんは天を仰ぎ、深川さんは涙です。
ここからは推測なのですが、深川さんは台詞変更型のアドリブでコントをしていました。このコントの終盤に「それ(心霊写真)私の彼女ですね」って台詞があるんですけど、そこでネタを考えていたんじゃないかなーと。以前に橋本奈々未さんを『彼女』と紹介したコントがありました。
『時間切れ』というシステムは、最初はありませんでした。あまりに公演時間が長くて中途導入されたシステムです。ただ、今回に関してはコントを最後までやりきらせてあげたかったなと。どのような変更があったとしても、ベル役に選出されるのは能條さんで変わらないと思います。あれだけメンバーと観客を大爆笑させた能條さんが選ばれないわけがありません。それならば、深川さんと衛藤さんには、せめて『やりきった』と思えるコントにして欲しかった。”千秋楽だから、リベンジがきかない”。
千秋楽のオーディションのあり方を、選出されなかったメンバー視点で一考していただければと思います。
マキア役:決意表明ピックアップ
斉藤優里さん、(コンタクトはドクターストップで)「メガネの方がよく見える、2階も見えてます」。
高山一実さん、「120点のマキアを」。
コントは『入ってくんなよ』。友人役が畠中清羅さんと高山さん。畠中さんは素のままでした。高山さんはヤンキー風のキャラです。赤の他人役を斉藤さんが演じますが、高山さん演じるヤンキー、二人の間に入ってこようとする斉藤さんに向けて「俺のこと好きなのかよー」とアドリブ。その台詞を言った後、畠中さんに対しては「嫉妬した?」なんて言っちゃいます。
にらめっこのシーンでは、優里さんNG指定の『メガネでの変顔』。確かに、アイドルらしからぬ…(黙)。
笑神さま高山のコントラストステージ、クライマックスは歌のシーン。「何の歌にする?」のあと、「俺達が出会ったころの歌にしよう」と。で、歌う曲は『気づいたら片想い』。
そこにかぶせてくる優里さんの歌はなんと、『夏のFree&Easy』、新曲です。「夏だーかーら♪ やあちゃーおーう」。
高山さんが選出は誰もが納得。そんな中で優里さんがアンサンブルは大健闘。
パム役:2+3でコント。決意表明ピックアップ。
松村沙友理さん、「エルザは無理」と最終日昼公演での星野みなみさんがベル役選出をうけてのネタです。
桜井玲香さん、「キャプテンらしく、皆さんが笑顔でいられるよう」。
井上小百合さん、「私はパムをやりたいです。みんな最後だよ。役をまったく考えてなくて、ちーちゃんとゆったんとまいまいにあみだくじをやってもらったらパムになりました」。
齋藤飛鳥さん、「喘息で入院したことがある。病弱は上手」「手羽先を持っている」と病弱アピール。
和田まあやさん、「ハロー」、(観客から)「ハロー」、「和田まあやです。」
コント前半は『映画のPR』。女優役の桜井さんは、何かにおびえる演技をしています。状況としては桜井さんは一人でいて、司会役の松村さんの声はまるで幽霊が話しているかのような、という設定を作り上げました。この『映画のPR』というコントは司会役と女優役の2人でのコントなのですが、そこで桜井さんは独り芝居の様なものをするという発想が凄いなと思いました。
ただ、わかりにくかったかもしれません。もう少し、言葉を補っていれば結果が変わったかもしれません。例えば、その場には一人しかいないと思わせるために「しゃべっているのは誰?」と言ってみるとか。
そして、なんといっても選出された松村さんの強さ。僕は選考理由となる『2幕で観てみたいメンバー』という強さが松村さんにはあると思います。松村さんさえいてくれれば、2幕は予定調和にはなりません。どんな舞台になるのか、ドキドキしていられます。
コント後半は『不動産屋』、配役がなかなか決まらず、コントスタート後もやいのやいの言ってました。井上さんはパニックになるキャラで彼女役、飛鳥さんが強烈キャラ、稲川淳二さんのモノマネで彼氏役「感じる、マジ感じる」。
ちょっとグダグダ感の出てしまったコントでした。
ルイーダ役:決意表明ピックアップ
橋本奈々未さん、「負けたくない、誰よりもいいルイーダを」。
山崎怜奈さん、「今回本気です 未知数のルイーダ」。
若月佑美さん、「プリンシパル、ルイーダの集大成」。
コントは『監督』。監督役は若月さん、キャラは中尾彬さんのモノマネ。女優役の山崎さんを「しの」と呼びます。
俳優役は橋本さん。『月の大きさ』のMVの感じ、と言ったらわかっていただけるでしょうか? 美剣士見参です。メンバーから「キャー」と黄色い声が上がります。
この二人の対決に何とか割って入ろうとする山崎さん。分の悪い戦いでしたが、諦めずに戦ったという印象を受けました。
エステル役:決意表明ピックアップ。
星野みなみさん「皆勤賞!」、周りのメンバもから「私も私も」とつっこまれる、「昼は色々すいませんでした」と『台本のベル』の謝罪(笑)。
川後陽菜さん、「エルザできません、とか振っておきます」。
永島聖羅さん、「4人のコント楽しんで」。終始このスタンスを崩しませんでしたね、「コントが楽しければそれでいい」。
中田花奈さん、「(千秋楽なおかつ最後のオーディションなので)プリンシパル(trois)における最後の自己PR、光栄です」。
コントは『結婚式』:攻めていたのは永島さん、最初やる気ないキャラで演じていたのですが、中田さんがブリッコキャラを演じていたのに合わせたのか、(「NOGIBINGO2」でおなじみの)ブリッコキャラになりました。
中田さんは未婚でブリッコなキャラという設定。名詞を可愛く変更していました。「牛乳」→「牛乳さん」など。
この回の3人は、プリンシパルtroisを象徴するメンバーのうちの3人でした。
白石麻衣さん:一番印象に残っているコントは、14日の公演の高山さんとのコント、タクシー。白石さんの携帯には『白石さんが高山さんのマネをして、高山さんが口パクをする』という動画があるそうです。「いつかテレビで見せたい!」。
若月佑美さん:「ゆみちゃんって呼んでもらえるのが嬉しい」、プリンシパルで舞台に立つことが出来る、お芝居が出来る。苦しいけど、やりがいがある。つまらない人間として生きてきた、真面目に生きてきた、そんな自分がコントをした。これを生かして、ライブMCでコントが出来たら。
若月節炸裂。
生田絵梨花さん:「明日から休業、肩の荷が下りる」。「今回のプリンシパルは長かった」。「明日からコントのキャラ設定を考えなくて済む。夜な夜な考えてたから。前田敦子さんをやろうと思ったのもおとといのこと。AKBファンの方が知り合いにいても、言わないでね」。
「休業中はしっかり勉強して、またすぐに戻ってきます」。
次って……来年ってことですかね? というツッコミが入ってしまうわけですが、『次』はない彼女達の言葉を、出来ることならば徹底的に聞いてみたかった。例え、公演時間がオーバーしてしまったとしても、時間を取ってほしかったです。
山崎怜奈さん、「本当はか弱い精神」と、1幕コントでの強気の姿勢を誤解しないでと訴えます(橋本さん、若月さんという大きな壁に、よくぞ立ち向かった!)。
中元日芽香さん:「いくちゃん、早く帰って来て!」
残念ながら全員の声を聴くことは出来ませんでした。その中で、印象的だったのは桜井玲香さん。言葉ではないのですが、最後、全員でお辞儀をして、舞台からはけるのですが、その時のお辞儀の時間がとても長かった。そして、顔を上げたその瞳には涙が。悔し涙なのか、それとも、やり終えた安堵感からなのか。いずれにしても印象的なシーンでした。
冒頭の白石キャサリンと、川村エルザのアドリブは「ハフーン」と、「まいやん、まいやん」でした。これを生田ポリンも含めての3人でやるという……。一発芸(?)があるって強いですね。
しもべ達の登場。
メグ役優里さん、「投票してくれたヌビア星の皆さん、ありがとう」。
ベル役能條さんへの計算問題、「10+36を英語で」。
マキア役高山さん、「3日間カキフライしか食べていません」、ポリン「この時期に?」。
パム役松村さん、「プリンシパルで3㎏やせるも、ご飯9杯でほぼほぼ回復」(笑)。
エリザベート役星野さん、「自己紹介します、どんどんいくどんいくたどん、うーどん!」。
ルイーダ橋本登場。
「そっちこそ」で有名な橋本さんですが、今回、ちょっと驚きの発見がありました。ルイーダ橋本を僕は3回観ています。侍女達との掛け合いのシーン、辱めを受ける侍女達の姿を見て、橋本さんは素で笑っているように見受けられました、最初のうちは。ただ、3回も見ていると、だんだんわかってきました。あの笑いは演技が入っています。最初、それに気付かなかった。『演技中に素で笑ってるよ』って思ってしまったのです。やっぱり、橋本さんは『女優』でした。
侍女3の樋口さんの「そんなのかんけえねぇ」は歌舞伎テイスト。
侍女4飛鳥さんへの、橋本さんのいじり、「(飛鳥さんは)侍女4役が一番嫌いそうだ、私にはわかるんだ」。
斎藤ロザリオちはるコンサート。
前回のプリンシパルdeuxで、印象に残る演技をしていたちはるさん。今回もやってくれました。『斎藤家の歌』のメロディーに合わせて台詞です。「みんな、み、みんな、なにしてるんだ♪」。それに続いて、クリスティーヌ七瀬さん「これは、こ、これは、どんな考えかしらルイーダ♪」。ルイーダ橋本さん、予想外の展開にも、しっかりついていきます、「これは、こ、これはヌビア星の♪」。オチは無かったけど、セルフカバー『斎藤家の歌』、最高でした。
永島エステル、自己犠牲の必死系、ハレの舞台。
公演期間中、体調不良で大変だったと思います。永島さんがコントを始める前によく言っていた言葉、「(メンバーに)何がやりたいの? いいよ、やんな」、「コントが楽しければいい」。「NOGIBINGO!2」で見せていたような『必死系』じゃない永島さんが新鮮でした。
そんな永島さんへのホレホレの言葉、「香水とか、実は女子力を気にされている」。
ルイーダの城、城壁での『贈る言葉』。
本当はポリン姫をけなすシーンなのですが、ちはるさんから生田さんへ「さみしいから、早く帰って来いよ」。侍女達、本当は『ぶーす、ぶーす』など言ってけなす台詞ですが、「早く帰って来いよ」×4。で、ちはるさん「みんな待ってるぞ」。会場から拍手、生田さん客席にお辞儀。
ミイラに襲われるシーン、生田ポリン壮行会。
最終日、千秋楽に生田さんがポリン姫役である必然性がここにありました。ミイラ4人にポリン姫が襲われるシーン。だるまさんが転んだごっこに、2幕に出られなかったメンバーも全員集合。まるで、サヨナラホームランを打ったバッターをホームで迎えるチームメイトたちの映像を見るかのようでした。
多分、いつの日か、この時の映像が流れますよ。その時僕たちは、また、笑ったり、泣いたりするんです。
ラストシーン。
事情を知らない侍女たちが出てきて言う台詞「ポリン姫、覚悟!」は→「ポリン姫、うーどん!」に。
最後の生田さんの台詞は、「2週間ありがとうございました、うーどん!」でした。
今まで公演最終日には必ずと言っていいほどサプライズがありました。が、今回は無し。ちょっと肩透かしでした。そんな中、こんなツイートが心に残りました。
『千秋楽にサプライズがなかったのは、生ちゃんが最後だからその余韻に浸ってほしいという、運営にしてはめずらしく気のきいたサプライズではないサプライズだったのかもしれない』。
余韻に浸る、良い言葉です。
記事を読んで下さった皆さん、ありがとうございます。コメントいただいた皆さん、ありがとうございます。どうしても記憶があいまいになったりして、書けないこともありましたが、補完していただいたりと大変助かりました。
この記事を書くにあたり、想っていたことは、『メンバーの頑張りを記録に残したい』でした。一つの記事を書くのに少なくても5~6時間はかかります。それでも、すべてのメンバーの頑張りを書ききれていないと反省しています。そんな至らない記事でしたが、メンバーの頑張る姿が、少しでも皆さんの心に甦れば幸いです。
お疲れ様でした。五回行きましたが、ポリン姫が変わると全部変わりますね。
レポありがとうございます。
私は4回中、3回生田ポリンでした。生ちゃんは安定感がありますね。個人的には、まいまいのポリン、賛否両論、問題作のさゆりんごポリンが見たかった。
生ちゃんの前田敦子は、おもしろかった。確かに、最初「アツコ???」って感じだったんですが。個人的には、松井玲奈さんもナイスアシストという感じ。「居眠りをしていた」と揶揄するシーンで、生ちゃんが「それはたかみなだよ」のアドリブに、「たぶんこじはるさんだと思う」という返しも印象に残りました。
初日からの1幕の印象を総括すると、当初は、メンバーがいろいろ試行錯誤している様子も含めて楽しかったのですが、中盤以降は「ものまねをしておけばおもしろい」、「強烈なキャラを出せばおもしろい」という「傾向と対策」ができてしまったみたいで、そういうのがそろってしまうと、なんか胃もたれ感というか、おなかいっぱいな感じになってしまいました。まいまいみたいに、気の利いたアドリブを入れたり、桜井さんみたいに、乃木坂をしらなくても受け入れられるようなキャラづくりをしたメンバーが埋没してしまうのが残念な感じしました。
あとは、千秋楽夜のアピールタイム。最後だから、二幕に出られなかったメンバーの生の声を観客みんなが聞きたかったと思うんですよね。3幕後のフィナーレで、研究生の中学生メンバーも出てくるという演出上、進行はきっちりしたかったとは思うんですが。
全体として、初日から最終日夜まで、壮大な落語の寄席を見ている印象を受けました(前日の公演を受けて、アドリブが入ってくるとか)。まいやんなんかは、生中継でいやがってましたが、ぜひ、全部DVDにしてもらって、初日から最後まで楽しみたいなと思いました。