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乃木坂散歩道・第165回「走れ!Bicycle Wiki2015」

 2月22日の西武ドームでのバースデーライブに向けて、乃木坂46の楽曲に対する皆さんの想い入れを共有することで、少しでもその曲の魅力に気が付けたらなと、そんな想いでこの記事を書かせてもらっています。

 昨年の記事は 乃木坂散歩道・第99回「『走れ!Bicycle』Wiki」を参照ください。


「走れ!Bicycle」

https://www.youtube.com/watch?v=NsqTL7VJO8A

 沢山想い入れがありすぎて、書ききれない曲です。
 昨年の2ND YEAR BIRTHDAY LIVEから、「走れ!Bicycle」の前に語られた橋本奈々未さんの言葉を紹介します。

「私たちの、ファンの皆さんへの想いは、『走れ!Bicycle』の歌詞の一番最後にあります」

 「乃木坂46の『の』」第82回(齋藤飛鳥さん、高山一実さん、堀未央奈さん)で、堀さんが、昨年卒業した矢田里沙子さんと米徳京花さんを想い選んだ曲です。

「2期生で初めてステージで踊った曲っていう想い入れ」

 「出遅れた愛しさは 君に追いつけるかな」の部分は、推しメンが誰であろうと、とりあえず中田花奈さんを見ておきましょう。「出遅れた愛しさは 君に追いつけるカナ!」。

 この曲に関する、昨年頂いたWikiのコメントを要約して紹介します。匿名の方の名前は省略します。

「言葉に出来ない 心のひとりごと 誰もが見過ごして 大事なその人失うんだ」まったくその通りなことが何度あったことでしょうか。この歌詞の後の、一瞬の無音。まさかおっさんになってからアイドルの歌で電撃が走るとは。

この曲は表題曲である『走れ!bicycle』と対になっている曲だと思います。(『走れ!bicycle』←→『涙がまだ悲しみだった頃』の形で表記)
1:選抜曲←→アンダー曲
2:男性目線←→女性目線
3:両想い←→失恋
4:未来←→過去
特に4ですが、『走れ!bicycle』は、「走れ」「急げ」「追いつきたい」「風になれ」「振り返らせてみたい」といった現在進行形(未来形?)の歌詞なのに対し、『涙がまだ悲しみだった頃』は、
「悲しみだったころ」「苦しかった」「走るしかなかった」といった「~た」「~だった」の様な過去形の歌詞が多く出てきます。なので、『未来・現在と過去の対比』みたいなことも、このシングルのテーマなのかな~と。

 皆さんは「走れ!Bicycle」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。

「涙がまだ悲しみだった頃」

https://www.youtube.com/watch?v=w1DZPO8KQ8Q

 この曲への想い入れが強くなった方、この一年で凄く増えたんじゃないでしょうか?

 個人的な話を一つ。『ファミコン風にやってみた』を何度か記事として取り上げさせていただきました。作者のべっしーさんは、「涙がまだ悲しみだった頃」でセンターを務めた伊藤寧々さん推し。僕は彼を通じて乃木ヲタ卒業の過程を見ることになりました。
 伊藤寧々さんの卒業は今までになく盛大でした。昨年のアンダーライブ2nd seasonが寧々さんの卒業公演といっても言い過ぎではないほどでした。だからかもしれません、べっしーさんの卒業も、羨ましいと思える部分もありました。推しメンが惜しまれつつ卒業し、そして、ファンも卒業していく。いつか必ず訪れる終わりの理想形だなと思うのです。

 「涙がまだ悲しみだった頃」は、メンバー卒業の理想の象徴、僕はそんな風に思っています。

 アイドルは永遠じゃない、推しメンも去る日が来る。だけど想いだけはずっと残る。
 「『涙がまだ悲しみだった頃』をファミコン風にやってみた」はべっしーさんの想いの象徴です。

 この曲に関する、昨年頂いたWikiのコメントを要約して紹介します。

イントロの切ない感じが好きです。

「なみころ」の「過呼吸」の部分が好き。過呼吸を起こすほど一途に思いつめていた幼い恋が、昇華して大人の女性へと成長してゆく心象風景の描写が好きです。「ぶつぶつ言いながら 帰り道の商店街 全力で走るしかなかった」の部分も、あぁ青春だなぁという感じで(もう無くしてしまったものへの郷愁か…(笑))、好きな歌詞です。

音楽的な観点からなんですが、サビの3小節目が、#系に部分転調していて、そのコードに、さらに#系のテンションノートが載っているのが斬新なんです。この効果で、せつなさが伝わってくると解釈しています。(TAMAさん)

 皆さんは「涙がまだ悲しみだった頃」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。

「人はなぜ走るのか?」

https://www.youtube.com/watch?v=Tkj72XLabrQ

 この曲は特に好きな個所があります。MVの2分30秒からの「果てしない地平線へ いつか辿り着く 荒い息の涯」の部分です。伊藤万理華さんの声だと思うのですが、良い声だと思いませんか? 単純にそれだけでお気に入りです。
 あと、円陣の時の「努力、感謝、笑顔!」の掛け声が聴けるのもこのMVです。メンバーの邪気のない笑顔がとても眩しい。

 このMVはかなり沢山観ました。乃木坂を好きになってすぐの頃の楽曲だから。個人的なランキングでは10位以内に入って、アルバムに収録されています。

 皆さんは「人はなぜ走るのか?」にどんな想い入れがありますか?

「音が出ないギター」

https://www.youtube.com/watch?v=ptyL8f7Ue9I

 この曲のMVは西野七瀬さんと若月佑美さんがクローズアップされています。ただ、僕自身はこの当時二人にはあまり注目していなかったと思います。西野さんはよく泣く人、若月さんは初選抜の人くらいの認識です。
 今となっては、西野さんの人気は圧倒的です。若月さんも舞台を中心に演技の世界で乃木坂の先頭を走ります。今ある人気と実力をこのMVの時点で見抜いて抜擢したのなら、その慧眼に脱帽です。

 皆さんは「音が出ないギター」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。

「せっかちなかたつむり」

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運営スタッフブログ「乃木坂46「Merry X’mas Show 2014」レポート」より。©乃木坂46LLC

 カップリング人気投票第3位!
 乃木坂の楽曲の中で、コール入門編なのかなと思います。僕自身、初めて参加したライブでも、この曲はコールに参加できました。

 歌唱メンバーの高山一実さんはこの曲に関して、同じパートを歌う松村沙友理さんと自分へのコールを半分ずつにしてもらえないか、という提案を以前していました。具体的には、「恋とは出会いがしら~友達で終わるもの」の部分は『さーゆりん×4⇒かーずみん×4』でお願いしたいそうです。

 そして、もう一つ。この曲だけは2番まで歌って欲しい。高山さん、松村さん、中田さん、深川麻衣さん推しのファンの皆さんの願いです。

 皆さんは「せっかちなかたつむり」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。

「海流の島よ」

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運営スタッフブログ「乃木坂46「Merry X’mas Show 2014」レポート」より。©乃木坂46LLC

 通常盤に収録された、当時のアンダーメンバーからのユニット曲です。握手会に行かない、ライブに行かない、あるいは観ないというライトなファンは知らなかったかもしれません。少なくとも、僕はしばらく知りませんでした(CDの通常盤の存在を知らなかったからです)。ライブでの披露もあまり多くない楽曲ですが、個人的には好きな楽曲です。聴けば聴くほど好きになれる曲です。川後陽菜さん、齋藤飛鳥さん、中元日芽香さんなど、このあと頭角を現してくるメンバーが多く参加しています。

 昨年末の有明でのライブで人気投票24位に入った時は、テレビの前で思わず叫んでました。そして、その時のパフォーマンスで、またビックリ。佐々木琴子さんがパフォーマンスしているじゃないですか! 卒業した安藤美雲さんのポジションでの参加でした。多少ぎこちなさというか、緊張感を感じましたが、アンダーライブで培った実力を発揮出来ていたかと思います。
 全曲披露のバースデーライブは1stシングルから順にパフォーマンスしますから、この時の琴子さんのように、当時まだ加入していなかった2期生や、出番が後にある1期生が空いたポジションを務めることがあります。

 2013年の「16人のプリンシパル deux」で今和洋子役になったメンバーがソロで歌う劇中歌として使われたこともありました。秋元真夏さんも今和洋子役に選ばれて、ソロで「海流の島よ」を歌っています。僕はその時、実際にACTシアターで観劇していましたが、そんなに音を外してはいないと思いました。皆さんはどう感じましたか?

4公演(5月5日昼の部)。私は役につくことができませんでした。これはきっと自分の力不足です。本当に悔しくて辛くて訳がわからないほど泣きました…。でも5公演目(5月5日夜の部)で初めて今和洋子役に選んでもらうことができました( ; ; ) 嬉しすぎて言葉が出なかった。折れずに自分を信じて取り組み続けて良かったって心の底から思いました!

戦う相手が誰であっても、私は『大丈夫』って信じて全力でオーディションに取り組むんですヽ(。・ω・。)ノ! 怖気づいたら終わり。これでまた一つ強さが増しましたヽ(。・ω・)ノ゙

舞台に立つことがこんなにも嬉しいことなんだって改めて実感した(((っ・ω・)っ♡ だから今和洋子を演じている時は楽しくて仕方なかったんです☆ 普段だったら人前でソロで歌を歌うってなったら、私はすっごく緊張するのに、今日はいい意味で役に入り込んでリラックスしてできました♪

秋元真夏さん公式ブログ「嬉し泣き(。´・ω・)113」より。

 皆さんは「海流の島よ」にどんな想い入れがありますか? 聞かせてください。


番外編 伊藤寧々さん個人PV「デザイア・ネネコロリータ」

https://www.youtube.com/watch?x-yt-ts=1422579428&feature=player_embedded&x-yt-cl=85114404&v=FnZGJi4KURg
 昨年のバースデーライブ然り、年末の大感謝祭然り、個人PVの楽曲はサプライズで披露される可能性があります。実際、全曲披露なら、サプライズとして個人PVの曲も歌うなんてどうだろう? と思って、昨年も取り上げていました。しかし、今回、この曲だけはそれは無いであろう……、残念な事です。

 このPVは「おいでシャンプー」で伊藤万理華さんの個人PV「デート前日の気持ち」の制作に参加し、後に“あの”個人PVを作ることになる福島節さんが関わっています。

 皆さんは「デザイア・ネネコロリータ」にどんな想い入れがありますか? 是非、聞かせてください。

筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENT

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  1. 走バイ。これは僕が初めてタワレコで買ったCDです。確かtypeC?を選んだので、カップリングの音が出ないギター、せっかちなかたつむりにbicycleを合わせた3曲を永遠登校中にヘビーローテーションしていたのを覚えています。このシングルでとても興味深かったのは当時の選抜発表。今でこそ乃木坂を牽引しているなーちゃんが初めての七福神に抜擢。確かなキャラクターを確立して選抜常連となったまいまい、若月の初選抜入り。後にアンダーライブの第一人者となる万理華の初選抜入り。生生星の返り咲き。といったような印象深いドラマが多く見られたような気がします。

    せっかちなかたつむりと言えばやっぱり個性豊かなソロパート。当時初めて聴いた時、良い意味で印象が変わったのは、ななみんとなーちゃんでした。ななみんの歌声はあまりに可愛いかったのでその主がななみんであると知ったときにはとても驚きました。笑
    なーちゃんも可愛い歌声だなと思うと同時にとても綺麗で落ち着くなっと感じたのを覚えています。

  2. 「走れ!bicycle」「人はなぜ走るのか?」乃木坂らしく爽やかで好きな曲です。特に「人はなぜ走るのか?」のMV好きです。選抜、アンダー問わず笑顔で出ているのが良かった。「涙がなぜ悲しみだった頃」はMVでメンバーが手紙を駅伝の襷のように必死に繋ぐ姿が印象的でした。
    3rdまでは初期ということもあり、メンバーのひたむきさ、真っ直ぐさがすごく伝わりましたし、変な運営サプライズなどもなく、ここまで(4th選抜発表まで)が純粋に乃木坂46を見ていて楽しめたなぁ。

  3. 表題曲の想いも書きたいところですが、ここは割愛して涙がまだ悲しみだった頃について・・・

    涙頃は元々好きな曲でした。
    ですが今思うと寧々ちゃんの卒業までがワンセットで、センターに選ばれてから卒業までのストーリーが曲の世界観にマッチして結果的に曲に深みが増した思います。

    寧々ちゃんの卒業が発表されて間も無く卒業企画であるメッセージ募集のツイートを見かけました。
    もし自分だったらそこまで早く動けるだろうか、すぐに卒業を受け止められるだろうか、悲しみから立ち直れるだろうか、と考えてました。

    想像でしかないですが、ねねころ部の皆さんは発表された晩は涙したことでしょう。
    それでもやはり笑顔で送り出したい、背中を押してあげたいという想いが上回って早急な卒業企画の対応が出来たのかもしれません。

    アイドルの最期は様々な形があるかと思いますが、まさに理想的な有終の美を飾ってくれました。
    自分の推してるメンバーにもいつかくるであろう最期にはお互い笑顔で送り出してあげたいです。

  4. 「走れ!bicycle」のMVはちょっと作りこみすぎな感が個人的にはありますが、
    上にもあるタイプAのジャケット写真に何故か切ない感情を掻き立てられました。
    歌詞自体はハッピーエンド的なものなのに何故?と思いつつも、そこから乃木坂が気になって
    「制服のマネキン」でガッチリ心掴まれた感じです。
    その後の君の名は希望で夢中になり、ガルルでちょっと覚めました。

    今は「握手人気」とか「釣り対応」ばかり話題になりがちですが、その当時から振り返ってみると、
    もう全く違うグループのような気がしてしまいます。

    これを懐古主義というんでしょうかね?

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