Nogizaka Journal

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乃木坂散歩道 第3回「幕張バースデーライブに見た、始まりの輝き」 

 人は死を意識したとき、生のありがたみを知り、終わりを意識したとき、始まりの輝きを知る。

 今の乃木坂46は季節に例えるなら初春。すべてが新しく、すべての始まりの時。そんな彼女たちのデビュー1周年のライブを見に行く。幕張メッセまで片道2時間半。行く道中、何をするか事前に決めていた。彼女たちの始まりを見に行くのなら、敢えて、終わりを意識する事をしよう。金子哲雄 著「僕の死に方」を読みながら電車に揺られた。

 流通ジャーナリスト金子哲雄さんは肺カルチノイドで41歳で亡くなった。その彼が生前に死の間際まで自己を書き綴った。今という瞬間を生きる、そして、それを積み重ねる。500日の終末期、壮絶であり、見事である。

 さて、ライブの話である。始まりがあるなら、必ず、終わりもある。「ぐるぐるカーテン」で始まり、「乃木坂の詩」で終わったこのライブ、終わり方が素晴らしかった。市來さんのサプライズ、どんな事情で欠席しなければいけなかったのか、詳しいことは分からないが、彼女を囲むメンバーの姿が、乃木坂の結束力を見せてくれた。終わりが輝いていたから、全てが素敵な想い出に変わってくれた。

 乃木坂46にも、いつか終わりが来るはずである、グループ解散という終わりが。終わりを意識する事が、今の乃木坂をもっと輝かせて見せてくれると思うから、敢えて、終わりを意識してみた。でも、考えてみたものの、彼女たちの終わりをどうしても想像できなかった、思い浮かぶことが無かった。彼女たちの今日の輝きがあまりにも眩しすぎるから、今は目に映らないのだろう。
 

 最後に、「終わり」と「始まり」、相反する二つにも共通点があった。どちらにも必ず出てくるフレーズ、沢山出てくるフレーズ、それは、「感謝」だった。2月22日付け、若月佑美さんのブログより引用、「最大級以上の感謝を込めて」、金子さんの著書より引用、「41年間お世話になり、ありがとうございました」。
 でも、本当に感謝をしなければいけないのはファンの方。今日のライブを見て、メンバーの声を聴いて、汗を見て、火照った頬を見て、笑顔を見て、輝きを見て、みんな思ったはず、「明日からまた頑張ろう」と。
 お互いに感謝の気持ちを伝えあう、それが輝きの源なんだろうと思う。

 始まりの輝き=感謝の気持ち。

 終わりの輝き=感謝の気持ち。  

 
 P.S.こんな変な文章に最後までお付き合いいただきありがとうございます。普通に今日のライブでの素敵なことをいくつか。
 深川麻衣さんの名言「はみ出した」。伊藤万理華さん、「春のメロディー」でのダンスのアドリブ「指揮者」。中田花奈さん、黒歴史と言ってたけど髪型「ツインテール」。生駒里奈さん、「制服のマネキン」の最後のキメポーズ直前はやっぱり「目を閉じる」。桜井玲香さん、ダンスの振り「かなりアドリブが多かった」。和田まあやさんは「身長が凄く伸びた、今では多分星野みなみさんより20cm位高い?」。WHITE HIGHの歌声が、年末のZepp東京のライブの時より格段に上手になっている。
 行った人にしかわからない内容でゴメンナサイ。映像化されるみたいなので、その時に注目してください。
 

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筆者プロフィール

Okabe
ワインをこよなく愛するワインヲタクです。日本ソムリエ協会シニアワインエキスパートの資格を持ちます。乃木坂との出会いは「ホップステップからのホイップ」でした。ファン目線での記事を書いていきたいと思います。(ツイッター「Okabe⊿ジャーナル」https://twitter.com/aufhebenwriter

COMMENT

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  1. 映像化\(^o^)/

  2. 映像化マジですか

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