前編で、色々書いてきました。端的にいえば、多人数アイドルグループという存在は変わり続けることが求められている、ということです。そんなことを思う一方で、変わらないでいてくれることに、嬉しさを覚える出来事がありました。先日6月26日、文化放送「スパカン!」に生田絵梨花さん、川後陽菜さん、中元日芽香さんがゲスト出演しました。その中で、中元さんの必殺技「ひめたんびーむ!」がクローズアップされました。
少し「スパカン!」のレポをします。グダグダな感じで始まったゲストコーナーでしたが、MCのムロツヨシさんがうまく笑いに結び付けてくれました。若いメンバーに若干戸惑い気味のムロツヨシさん、「なんて呼べばいいですか?」の質問に、「ひめたんって呼ばれてます。」(中元)、その『た』にアクセントを付けた発音が、ムロツヨシさんの興味を引いたようです。それから、3人のそれぞれの話に移りました。生田さんはいくちゃん、川後さんはひなぴょんと呼ばれています。
ひめたんに打席が回ると、「ひめたんには腹話術の特技があるそうで」と、ムロツヨシさんから話を振られました。ひめたんの「初期の頃は、特技は腹話術と言っていましたが、最近は更なる特技を見つけて……『ひめたんびーむ』っていうんですけれど」に、いくちゃんは「え?!」。実際に披露すると、少しだけ室温の低下を招いたのですが、ムロツヨシさんは「これからもびーむやり続けような!」と、「ひめたんびーむ!」を気に入ってくれたようです。ゲストコーナーの最後も「ひめたんびーむ!」でお別れでした。
この番組で久しぶりに「ひめたんびーむ!」を聴きましたが(3回も!)、ピュアですね。乃木坂46は結成してもうすぐ2年ですが、このピュアさは、2年間の経験で得られたものではなく、結成前からある、ひめたんの素質の様に感じました。あるいは、色々な経験をしたけれども、変わらないまま持ち続けているものでしょうか。その変わらないピュアさは眩しいです。そのピュアさに打たれて、この記事を書いているのですが、どうもうまく伝えられそうにありません。それから、この記事には少し変な表現が混じっていますが、番組を聴けば気が付いてもらえると思います。番組内で流れた曲は明日発売の新曲「ガールズルール」ですが、ひめたんのトークを聴いていて、僕の頭に流れた曲は「ぐるぐるカーテン」や「左胸の勇気」でした。
さて、今回の散歩道の前編では「奈落にいた頃のあいつの方が面白い」を『未完成』、『混沌』と表現しましたが、見方を変えると『変わらないでいてほしいという願望』とも捉えることが出来るかもしれません。アイドルという存在には、『変わり続けてほしい』と『変わらないでいてほしい』という相反するファンの願望があります。要求されるアイドルは板ばさみでたまったもんじゃないかもしれませんが、『変わること』、『変わらないこと』をあらためて考えてみると、アイドルに限らず、すべての事柄に通じる「初心忘るべからず」という諺の、色々な表現型をみているように思えてきます。
アイドルとして上を目指すには、どちらも必要な要素。当たり前のことなのかもしれませんが、「奈落にいた頃のあいつ」という台詞と、「ひめたんびーむ!」の二つから、アイドルに求められる理想像を感じさせてもらいました。
アイドルファンは、アイドルの成長に歓喜し、変わらぬ姿に安堵する。
【関連】
「スパカン!」(番組サイト)
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前後編読みました。あまちゃんも観てます
48Gとは一線を画してる乃木坂にとって
グループ移籍や兼任がない以上は
乃木坂内でしか混沌とか化学反応はなかなか起こせません
2期生が入ってきたことでもしその兆候が出るとしたら
結果を出すのは次のシングル以降ですかね
ドラマの話で言えば個人的にはシャドー(アンダー)に出番を与えず
公演に出続けているアメ女八賢伝はアイドルの鏡ですが…
すでにそこに混沌がないってことなんですよね
駄文すいませんでした