2014年になって1ヶ月が経とうとしたころ、「乃木坂って、どこ?」において8thシングルの選抜メンバーが発表された。いよいよ「誰が入ってもおかしくない」ところまでメンバーと乃木坂46が成長してきた中で、選抜への壁は今まで以上に高くなっている。これまでも多くの場で議論されてきたように、選抜とアンダーの間にはメディア露出の機会や仕事のスケジュールに大きな格差が存在しているのが現状だ。選抜に選ばれなかったメンバーの胸中はファンには推し量ることのできない程に壮絶なものがあるのではないだろうか。「チャンスが欲しい」。そんなアンダーメンバー達にひとつの希望がもたらされた。8thシングルの特典企画「アンダーライブ」だ。「もたらされた」のではなく、彼女達自身の手で「掴み取った」という方が適切かもしれない。
アンダーライブは、長い長い冬の時代を経て彼女達がようやく掴んだチャンスだった。新しい試み故に、一時成功が危ぶまれもしたが、彼女達は逆境に置かれながらもひたすらに自分たちが「今やるべきこと」に取り組んだ。「結果を残し、次につなげる」。それは自分たちだけではない。選抜がいる限り、アンダーも存在する。全ての仲間とファンのために、彼女達は「アンダーライブ」を大切に、そして見事に育て上げた。最終回となるポートメッセなごやでの公演の、今まで培ってきたものを全て出し切るかのような見事なセットリストと演出、そしてパフォーマンスは、アンダーも「ここにいる」ということを高らかに宣言するかのようだった。
出典:大和里菜のブログ『りなゆるたいむ Lv.317』©乃木坂46LLC
アンダーライブで経験を積んだ彼女達の今年のプリンシパルは、今までとは一味違った。「笑い」という難しいテーマゆえに苦戦するメンバーも少なからずいたが、最終的にはどのメンバーも壁を乗り越え、多くの波乱を巻き起こした。ほとんど全てのメンバーが「暴れた」と言っても過言ではないだろう。プリンシパルは様々な要素が複雑に絡み合って2幕に出演するメンバーが決まるわけだが、選抜メンバーが積んできた経験との大きな差を考えれば、これほどまでに多くの番狂わせが起こったことそれ自体が、乃木坂46にとって大変重要な意味を持つと思う。アンダーメンバーは経験不足ゆえに荒削りかもしれないが、光が当たれば必ず輝き、それを見逃さない人間もまた存在しているのだ。
現在好評を博している9thシングルアンダーライブ。紆余曲折を経て、「自分達だってやれる」と自信をつけ始めた。今まさに彼女達は「自分達の手で」、そして「自分達の言葉で」、新たな乃木坂46の歴史を紡いでいる最中だ。2度目となる夏の全国ツアーが控える乃木坂46は、既に「選抜メンバーが引っ張っていく」だけのグループではなくなった。
「アンダーの概念」は確かに変わりつつある。それは、初めはアンダーメンバーの中からだった。しかし、彼女達が残してきた見事な結果に、私達の認識も変わりつつある。「答え」が出るまでもう一歩。乃木坂46はアンダーが輝くからこそ、再び大きな坂を乗り越える。
モチベーション低下が一番怖い中、アンダーライブは良い企画だったと思う。
メンバーの言う通り、パフォーマンスしてなんぼだと思うし、ブログやモバメ、皆さんのレポからだけでもメンバーの強い気持ちを感じることができたから。
あとは、二期生にもチャンスを与える、事実上の選抜福神固定枠を取り外せば、さらにメンバーの士気が高まると思う。
今年は乃木坂も3年目、選抜固定とお姉さんメンバーが多く選抜に入ってるのは、勝負の年の意識があるのでは?
メディアでの露出も増えて、紅白の噂もチラホラ。
それをいい形でグループに還元していく為にもアンダーライブはもちろん、研究生や選抜回数が少ないメンバーにも、活躍の機会が与えられるといいですね!
今年は熟成と乃木坂の色が出せればなぁと思います!
来年以降、乃木坂がどういう変化をしていくのか見守りたいですね。